ニュース 2016.08.18. 10:40

この日も継投が炸裂!秀岳館が春夏連続のベスト4

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【夏の甲子園】大会12日目・第1試合の結果
第98回 高校野球選手権大会
常総学院 1 - 4 秀岳館
<準々決勝 8月18日>

 「第98回 全国高校野球選手権大会」は、大会12日目。今日は準々決勝の4試合が行われ、準決勝に進む4チームが出揃う。

 第1試合では、春のセンバツでベスト4に入った秀岳館(熊本)が常総学院(茨城)と対戦。優勝候補・履正社(大阪)を破った相手を4-1で退け、春夏連続のベスト4入りを果たした。

 この日は2年生左腕の川端健斗が先発。初戦の先発、2戦目は中継ぎと来て3試合連続の登板となる。川端は初回、先頭に四球を与えてしまうと、犠打でピンチを招くも、相手の3・4番を斬って無失点の立ち上がり。これで勢いに乗る。

 2回から4回までは角度あるボールを武器に常総打線を翻弄。その間に打線も天本昂佑(3年)と松尾大河(3年)のソロで2点を挙げ、試合を優位に進める。

 川端は5回に四球と暴投で初回以来のピンチをつくり、この日初めて許した安打がタイムリーとなって1点を失ったものの、5回を1安打、6奪三振で1失点と試合を作った。


 6回からは同じ左腕の中井雄亮(3年)にスイッチ。これまでと同じように継投策に出ると、中井も指揮官の期待に応えてゼロで繋いでいく。

 すると6回、二死から広部就平(2年)が二塁打で出ると、堀江航平(3年)の痛烈な打球が相手ショートの失策を誘い、走者が生還。さらに木村勇次(3年)のショートへのゴロがまたも失策を誘って二、三塁。ここで暴投によりもう1点が加わり、4-1とリードを広げた。

 9回は常総学院の反撃を受けて二死満塁とされるも、ここからリリーフした背番号「1」・有村大誠(3年)が絶体絶命のピンチを三振で切り抜け、ゲームセット。粘る相手を振り切り、秀岳館がベスト4一番乗りを決めた。


▼ 秀岳館・鍛冶舎巧監督
「良かったです。またひとつ熊本の皆様にいい報告ができる。今日は6回の2点が大きかった。失策にはなったが、良い打球を打ち返していた。(夏もベスト4)先のことを考える余裕はなかったのでこれからですが、一戦一戦守りと投手が頑張っている結果。攻撃はまだちぐはぐなので、これからです」
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