第98回 高校野球選手権大会
北海 7 - 3 聖光学院
<準々決勝 8月18日>
「第98回 全国高校野球選手権大会」は、大会12日目。今日は準々決勝の4試合が行われ、準決勝に進む4チームが出揃う。
今年で10年連続出場となった甲子園常連・聖光学院(福島)は、悲願のベスト4進出をかけて北海(南北海道)に挑むも、3-7で敗戦。4度目の準々決勝も突破ならず、今年も深紅の優勝旗は白河の関を越えないことが決まった。
この日の先発は鈴木駿輔(3年)。3回戦では春以来となる公式戦の登板で完投勝利を挙げ、ベスト8進出の立役者となった右腕に大役を託した。
立ち上がりを無失点で切り抜けると、1回裏に味方打線が援護。不安定な大西健斗(3年)を攻め立て、鎌倉誠(3年)の犠飛と鈴木のタイムリー、さらには相手の暴投で3点を挙げる。
ところが2回に鈴木が2点を返されると、4回にも二死一、二塁から連続タイムリーを浴びて逆転を許す。
5回には先頭打者に一発を浴び、鈴木はここまでで降板。エースナンバー「1」を背負う左腕・鈴木拓人(3年)をマウンドに送るが、これが誤算。四球に暴投と制球が定まらず、1回をもたずに降板。後を受けた斎藤郁也(2年)も相手にセーフティスクイズを決められ、3-6と点差を広げられた。
初回以降、立ち直った大西を前に沈黙した打線。走者は出しながらも相手の好守に阻まれる不運もあり、スコアボードにはゼロが並んでいく。
1点を追加され、3-7で迎えた9回。ついに打線が意地を見せる。
先頭、代打の曽和大輔(3年)が安打で出ると、途中出場の磯辺伶也(3年)も安打で続いて無死一、二塁。ここで門井泰寿(3年)は空振り三振に倒れたが、つづく打者の打球を相手のサードがファンブルする間に満塁のチャンスに。
一死満塁、一発出れば同点...。ここで小泉徹平(2年)はピッチャー左へ痛烈な打球を弾き返すも、これをショートが横っ飛びで抑えて二塁へトス。ベースカバーのセカンドからファーストへとボールが渡り、まさかの併殺。
最後まで相手の好守にチャンスを阻まれ続けた聖光学院...。2008年、2010年、2014年に続く4度目の準々決勝も壁を破ることはできず、ベスト8で散った。
▼ 聖光学院・斎藤智也監督
「甲子園ではミスをすると勝てないですね...。(先発については)迷いはなかった。相手打線の質が高かった。甘く入ったボールを一発で仕留められた」
北海 7 - 3 聖光学院
<準々決勝 8月18日>
「第98回 全国高校野球選手権大会」は、大会12日目。今日は準々決勝の4試合が行われ、準決勝に進む4チームが出揃う。
今年で10年連続出場となった甲子園常連・聖光学院(福島)は、悲願のベスト4進出をかけて北海(南北海道)に挑むも、3-7で敗戦。4度目の準々決勝も突破ならず、今年も深紅の優勝旗は白河の関を越えないことが決まった。
この日の先発は鈴木駿輔(3年)。3回戦では春以来となる公式戦の登板で完投勝利を挙げ、ベスト8進出の立役者となった右腕に大役を託した。
立ち上がりを無失点で切り抜けると、1回裏に味方打線が援護。不安定な大西健斗(3年)を攻め立て、鎌倉誠(3年)の犠飛と鈴木のタイムリー、さらには相手の暴投で3点を挙げる。
ところが2回に鈴木が2点を返されると、4回にも二死一、二塁から連続タイムリーを浴びて逆転を許す。
5回には先頭打者に一発を浴び、鈴木はここまでで降板。エースナンバー「1」を背負う左腕・鈴木拓人(3年)をマウンドに送るが、これが誤算。四球に暴投と制球が定まらず、1回をもたずに降板。後を受けた斎藤郁也(2年)も相手にセーフティスクイズを決められ、3-6と点差を広げられた。
初回以降、立ち直った大西を前に沈黙した打線。走者は出しながらも相手の好守に阻まれる不運もあり、スコアボードにはゼロが並んでいく。
1点を追加され、3-7で迎えた9回。ついに打線が意地を見せる。
先頭、代打の曽和大輔(3年)が安打で出ると、途中出場の磯辺伶也(3年)も安打で続いて無死一、二塁。ここで門井泰寿(3年)は空振り三振に倒れたが、つづく打者の打球を相手のサードがファンブルする間に満塁のチャンスに。
一死満塁、一発出れば同点...。ここで小泉徹平(2年)はピッチャー左へ痛烈な打球を弾き返すも、これをショートが横っ飛びで抑えて二塁へトス。ベースカバーのセカンドからファーストへとボールが渡り、まさかの併殺。
最後まで相手の好守にチャンスを阻まれ続けた聖光学院...。2008年、2010年、2014年に続く4度目の準々決勝も壁を破ることはできず、ベスト8で散った。
▼ 聖光学院・斎藤智也監督
「甲子園ではミスをすると勝てないですね...。(先発については)迷いはなかった。相手打線の質が高かった。甘く入ったボールを一発で仕留められた」