パ・リーグではデスパイネ(ロッテ)が24併殺打、セ・リーグでは村田修一(巨人)の20併殺打がリーグワーストだ。そんな中、西川遥輝(日本ハム)は今季ここまで126試合に出場して、両リーグ規定打席到達者の中で唯一併殺打がない。このまま併殺打0に終わると、規定打席到達者では09年の田中賢介(日本ハム)以来、史上12人目の快挙となる。
西川は2014年に盗塁王のタイトルを獲得し、今季もリーグ3位の35盗塁を記録するなど俊足を武器にする。一軍に定着した12年以降の併殺打数を見ると、12年が155打席で0(71試合出場)、13年が332打席で5併殺打(85試合出場)、14年が637打席で1併殺打(143試合出場)、15年が521打席で1併殺打(125試合出場)。そして、今季は541打席で0併殺(126試合出場)とレギュラーに定着した14年以降の3年間で、併殺打はわずかに2。ほとんどダブルプレーに打ち取られていない。
では、俊足を武器にする選手たちは併殺打が少ないのか…。セ・リーグ盗塁ランキング2位の田中広輔(広島)と同3位の梶谷隆幸(DeNA)はわずかに1だが、現在パ・リーグトップの51盗塁を記録する糸井嘉男(オリックス)は12併殺打。セ・リーグトップの山田哲人がリーグワースト3位の14併殺打となっている。俊足=併殺打が少ないとはならないようだ。
ちなみに連続無併殺打の日本記録は、現在阪神で指揮を執る金本知憲が持つ1002打席(00年5月12日から01年9月28日)となっている。連続フルイニング出場の世界記録を持つ金本は引退会見で、一番誇りに思っている記録に、連続無併殺打の記録を挙げたほど。それだけ、価値のある記録といえるだろう。
西川は15年9月3日のロッテ戦の第1打席から580打席併殺なしが続いている。球界では7年ぶりシーズン併殺打0とともに、金本の記録にどこまで近づけるか注目だ。
【西川、プロ入り後の併殺打】
12年:0
13年:5
14年:1
15年:1
16年:0
※成績は16年9月16日現在
西川は2014年に盗塁王のタイトルを獲得し、今季もリーグ3位の35盗塁を記録するなど俊足を武器にする。一軍に定着した12年以降の併殺打数を見ると、12年が155打席で0(71試合出場)、13年が332打席で5併殺打(85試合出場)、14年が637打席で1併殺打(143試合出場)、15年が521打席で1併殺打(125試合出場)。そして、今季は541打席で0併殺(126試合出場)とレギュラーに定着した14年以降の3年間で、併殺打はわずかに2。ほとんどダブルプレーに打ち取られていない。
では、俊足を武器にする選手たちは併殺打が少ないのか…。セ・リーグ盗塁ランキング2位の田中広輔(広島)と同3位の梶谷隆幸(DeNA)はわずかに1だが、現在パ・リーグトップの51盗塁を記録する糸井嘉男(オリックス)は12併殺打。セ・リーグトップの山田哲人がリーグワースト3位の14併殺打となっている。俊足=併殺打が少ないとはならないようだ。
ちなみに連続無併殺打の日本記録は、現在阪神で指揮を執る金本知憲が持つ1002打席(00年5月12日から01年9月28日)となっている。連続フルイニング出場の世界記録を持つ金本は引退会見で、一番誇りに思っている記録に、連続無併殺打の記録を挙げたほど。それだけ、価値のある記録といえるだろう。
西川は15年9月3日のロッテ戦の第1打席から580打席併殺なしが続いている。球界では7年ぶりシーズン併殺打0とともに、金本の記録にどこまで近づけるか注目だ。
【西川、プロ入り後の併殺打】
12年:0
13年:5
14年:1
15年:1
16年:0
※成績は16年9月16日現在