米大リーグのシンシナティ・レッズで守護神として活躍しているA・チャップマン。現在、世界最速のボールを投げると言われている左腕だ。現地時間9月10日に行われたレッズ対カージナルスの一戦、9回にマウンドへ上がったチャップマンは圧巻の投球を披露している。
まずは、先頭エリスへの初球。162キロの速球を挨拶がわりに投げ込むと、最後は164キロの快速球で投ゴロ。続くボアジャスには、初球164キロで空振り、2球目も165キロで空振り。そして最後はこの日最速の166キロ速球で3球三振に仕留める。三人目のファムにも165キロ以上の速球を連発して空振り三振。全12球のうち9球が速球で、全てが161キロ(100マイル)以上をマーク。さらに平均球速はなんと164キロ。日本ハムの大谷が161キロを計測して話題になったが、世の中、上には上がいるものである。(もちろん、先発とリリーフの違いがあることは認識が必要である。)
また、チャップマンが3球投じたスライダーは89~90マイル(143~145キロ)を計測。あくまで参考だが、同じクローザーとして活躍しているレッドソックス上原浩治投手は、直近の試合におけるストレート平均球速が142キロ(88.4マイル)。チャップマンの変化球は上原の速球よりも速いことになる。ただ、二人とも試合で残している結果は同レベル。昨年で言えば、上原の方が成績で大きく上回っているぐらいだ。速いボールは魅力的、だが、投手はスピードだけではない。そのことが二人を比較すると良く理解ができるのではないだろうか。
さて、チャップマンが公式に最速記録169キロ(105マイル)を叩きだしたのは2010年、22歳の時である。日本人最速記録を持つ日本ハム・大谷投手は、2年後の22歳でどれくらいのスピードボールを投げているのだろうか。それとも、大谷を凌駕するほどの速球投手が新たに出現し、日本人最速記録を塗り替えているのだろうか。
投手はスピードじゃない……だけど、スピードにはやはり“ロマン”がある。
まずは、先頭エリスへの初球。162キロの速球を挨拶がわりに投げ込むと、最後は164キロの快速球で投ゴロ。続くボアジャスには、初球164キロで空振り、2球目も165キロで空振り。そして最後はこの日最速の166キロ速球で3球三振に仕留める。三人目のファムにも165キロ以上の速球を連発して空振り三振。全12球のうち9球が速球で、全てが161キロ(100マイル)以上をマーク。さらに平均球速はなんと164キロ。日本ハムの大谷が161キロを計測して話題になったが、世の中、上には上がいるものである。(もちろん、先発とリリーフの違いがあることは認識が必要である。)
また、チャップマンが3球投じたスライダーは89~90マイル(143~145キロ)を計測。あくまで参考だが、同じクローザーとして活躍しているレッドソックス上原浩治投手は、直近の試合におけるストレート平均球速が142キロ(88.4マイル)。チャップマンの変化球は上原の速球よりも速いことになる。ただ、二人とも試合で残している結果は同レベル。昨年で言えば、上原の方が成績で大きく上回っているぐらいだ。速いボールは魅力的、だが、投手はスピードだけではない。そのことが二人を比較すると良く理解ができるのではないだろうか。
さて、チャップマンが公式に最速記録169キロ(105マイル)を叩きだしたのは2010年、22歳の時である。日本人最速記録を持つ日本ハム・大谷投手は、2年後の22歳でどれくらいのスピードボールを投げているのだろうか。それとも、大谷を凌駕するほどの速球投手が新たに出現し、日本人最速記録を塗り替えているのだろうか。
投手はスピードじゃない……だけど、スピードにはやはり“ロマン”がある。