早実の清宮が大注目!
20日にプロ野球ドラフト会議が行われ、注目された田中正義(創価大)が5球団競合の末ソフトバンク、西武は今井達也(作新学院高)、オリックスは山岡泰輔(東京ガス)の交渉権を獲得した。
気はかなり早いが、来年のドラフトの注目選手を見ていきたい。高校生では、清宮幸太郎(早稲田実)がプロ志望届を提出すれば、最大の目玉となりそうだ。清宮は1年夏の甲子園では3番打者として、夏の甲子園大会で2本のアーチを描いた。さらに、甲子園大会終了後には1年生ながら『第27回WBSC U-18ベースボールワールドカップ』の日本代表に選出。主に4番で出場し、日本の準優勝に貢献した。
1年夏の甲子園大会を最後に、2年春、夏は甲子園に出場を逃している。それでも、2年生ながら既に高校通算74本塁打を記録するなど結果を残している。
東大・宮台も上位指名候補か
大学生では宮台康平(東京大)が注目だ。宮台は1年秋にリーグ戦デビューを飾ると、2年秋の法政大戦でリーグ戦初勝利を手にする。同年秋のリーグ戦では初めて規定投球回に到達し、1勝敗、防御率2.17の成績を残した。
3年春のリーグでは立教大1回戦で、9回を5安打、8奪三振、無失点に抑え、リーグ戦初の完封勝利をマーク。さらに法政大1回戦でも9回1失点にまとめ、2試合連続完投勝利を挙げた。春のリーグ戦は2勝4敗、防御率2.05の成績を残し、今夏行われた「第40回日米大学野球選手権」では同大学からは大越健介氏以来33年ぶりの日本代表入りを果たした。
社会人は谷田、藤岡らがドラフト解禁
社会人では大学時代にドラフト指名漏れとなった谷田成吾(JX-ENEOS)、藤岡裕大(トヨタ自動車)、北村祥治(トヨタ自動車)、菅野剛士(日立製作所)がドラフト解禁となる。今年7月に行われた「第87回都市対抗」で菅野と藤岡は、新人賞にあたる「若獅子賞」に選ばれている。
また高卒出身の社会人では、佐野日大高出身でJR東日本に所属する田嶋大樹がドラフト解禁の年。ちなみに田嶋は、10月28日から11月6日にかけて開催される「第1回 WBSC U-23ワールドカップ」の侍ジャパン代表に選出されている。
ここに名前があがった選手たち、来年のドラフトまでにどれだけ力を付けるか注目だ。