ニュース 2016.10.26. 18:40

オコエの発言で話題の「月の土地」って…?

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「月の土地」を購入するには…?
 楽天・オコエ瑠偉が契約更改後の会見で報道陣に将来欲しいものを問われ、「月の土地を買いたい」と発言したことが話題になっている。

 「月の土地」はどうすれば購入できるのだろうか?価格はいくらくらいなのだろうか?...などと疑問を持った人もいるだろう。

 そこで、この「月の土地」について調べてみた。

 「月の土地」を販売しているのは、「ルナ・エンバシー」という会社。月を販売しようと考えたアメリカ人のデニス・ホープ氏が1980年に同社を設立し、月の土地を販売して権利書を発行するという「地球圏外の不動産業」を開始したという。

 購入方法は簡単だ。インターネットで注文すれば、1週間ほどで月の土地権利書・月の憲法・月の地図・土地所有権の宣言書コピーなどが送られてくる。

 値段は1エーカー(約1200坪)2700円。約1200坪というのはサッカーグラウンド1つ分に相当する広さだ。ちなみに、国土交通省が発表した2016年1月1日時点の公示地価で、最も高額だった東京都中央区銀座4丁目は1平方メートル当たり4010万円。1200坪は約3967平方メートルなので、銀座で同じ広さの土地を購入するならば、約1590億7670万円かかる計算になる。日本で一番安いとされている北海道勇払郡厚真町字軽舞280番でも1平方メートル当たり520円。1エーカー購入しようとすると、206万2840円かかる。

 購入後の管理費用等は一切かからず、有効期限はない。ただ今後、月に現実的に人々が行くようになった時点で、この権利に対して世界的な合意が得られるかどうかの保証はない。

 また、一度にまとめて注文すると、「隣同士」の土地を購入することができる。誕生日、クリスマス、バレンタインなどのイベントには特別なセットが販売されており、プレゼントとしても人気。先日、卓球の福原愛選手が夫である江宏傑選手に「月の土地」をプレゼントしたエピソードを結婚会見で明かし、話題になった。

 「月の土地」はハリウッドの著名人やNASAの職員など、全世界で130万以上の人々が購入。日本では2002年3月から本格的に販売が開始され、約15万人がオーナーになっているという。


 意外とお手頃かつ簡単に購入できることが発覚した「月の土地」だが、そこには大きな夢とロマンが詰まっている。オコエには、ぜひとも「月の土地」の地主になって、地球にとどまらず“宇宙レベル”の選手へと成長してくれることを期待したい。
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