自身初となる「三井ゴールデン・グラブ賞」を受賞した侍ジャパンの鈴木誠也（広島）が8日、守備でアピールした。

　広島ではライトを守る鈴木だが、この日のシート打撃ではライトとセンターのポジションに入った。シート打撃では、秋山翔吾（西武）が放った右中間への大飛球を鈴木がフェンスにぶつかりながらキャッチ。今季一度も守備に就かなかったセンターでの“超美技”に、レフトの内川（ソフトバンク）やショート・菊池涼介（広島）が「ナイスプレー」、「誠也OK！」と声をかけ、好プレーを称えた。

　慣れないポジションでファインプレーを見せた鈴木は、「プレッシャーがかかるときに不慣れなポジションは怖さがあるので、練習で早い段階で慣れるようにしっかりやりたい」と語り、「守備のことは勉強しないといけない」と、さらなる成長を見据えて貪欲な姿勢を見せた。

　フリー打撃練習中にはレフトの守備に入って、ノックを受けるなど、侍ジャパンで貢献するために“バット”だけでなく、守備でもアピールを続けていく。