期待の若手左腕、アピール失敗
オランダとの強化試合に先発登板した侍ジャパンの石田健大(DeNA)が、序盤から相手打線に捕まり3回4失点で降板した。
石田は初回、先頭のガリアに四球を与えると、続くジュリクソン・プロファーには死球をぶつけ一、二塁。制球が定まならぬままピンチを招くと、3番デカスターに中前適時打を浴び、一死も奪えぬまま先制点を許した。その後、二死一、三塁まで漕ぎつけたが、6番リカルドにも三塁強襲の適時打を浴び2点目を失った。
立て直したい左腕だったが、2回も一死から9番ケンプ、続くガリアに連打を許し二、三塁。次打者は中飛に打ち取ったが、またしても3番のデカスターに中越えの2点二塁打を浴び4点目を失った。
3回は無失点に抑えたが、立ち上がりから国際球の扱いに苦しみ、3回58球を投げ5安打3四死球で4失点。石田は降板後「最初は緊張もあり、点を取られてしまいました。誰もが投げられるわけではないマウンドで、よい経験ができました。この経験を今後に生かしていきたいです」とコメントした。