侍ジャパンは13日、東京ドームで行われた強化試合でオランダ代表と対戦。今回が初招集となった石田、田口の両左腕が4失点ずつと結果を残せなかったが、中継ぎ陣の踏ん張りと7回に6得点を挙げた打線の猛攻により試合を振り出しに戻すと、最後は鈴木誠也の満塁弾で決着。侍ジャパンが12-10で勝利した。
強化試合を迎える前、日本の強みは「投手力」と語っていた小久保裕紀監督だったが、終わってみれば4試合で29失点。今回の4連戦は「見極め」という意味合いがあったものの、WBC本大会に向けて課題を残す結果となった。
この結果には、小久保監督も「ずっと日本の投手力ということを言っていたが、先発に関してはなかなか思うように力を発揮できなかった選手もいた」と、今回の強化試合を振り返り、本大会に向けた投手編成については次のように語った。
「日程を見ると、球数制限を含めて先発は本当に8枚いるのかというところを、もう一回、権藤(投手)コーチや村田(バッテリー)コーチと議論しながらやっていきたい。リリーフを5枚で回せるのか、人数の割合も含めて話し合っていきます」
先発投手を8人、リリーフ投手を5人と考えている理由については、「プレイオフを考えると、5日間で4試合の可能性がある。これを(先発型)6人では難しいので、8人になると思っている」と述べ、総当たり3試合+プレイオフの最大4試合を想定すると、その4試合を先発タイプ2人+リリーフで回す算段になると説明した。
しかし、今回の強化試合では初戦のメキシコを含め、細かく継投していく方が対応しづらいという部分もある。そのため、「球数制限がある中で小刻みな継投の方が計算が立つのであれば(先発)7-(リリーフ)6にするというのも含め、このオフに考える」との思いを口にした。
そういった状況を考えると、先発とリリーフを経験している千賀のようなタイプがメンバーに残る可能性は高いのかもしれない。
また、メキシコと1勝1敗、オランダとは2試合とも延長戦にまでもつれ込むなど、強化試合とは言え、いずれも苦しい試合内容だった。小久保監督も、各国のレベルが拮抗し始めていることは「昨年のプレミアのときから感じている」と語り、「メジャーの選手でなくてもスイングスピードが非常に強い」、「より一層、投手の人選が必要になってきている」との見解を示した。
そのうえで、「彼らがやれば抑えられるというメンバーは、大谷にしても菅野にしても投げさせてはいないので、彼らが軸になるのは間違いない」とコメント。気になるメジャーリーガーの招集に関しては、「今後、アメリカで16カ国による会議があるので、そこでロースターの期限が決まると思う。その辺りがリミット。これからメジャー選手の細かい調整に入っていく」との見通しを語った。
今季のMLBでは、ヤンキースの田中将大(14勝4敗、防御率3.07)、レンジャーズのダルビッシュ有(7勝5敗、防御率:3.41)、ドジャーズの前田健太(16勝11敗、防御率3.48)、マリナーズの岩隈久志(16勝12敗、防御率:4.12)といった世界の舞台を知る投手が先発として活躍。リリーフにも経験豊富な上原浩治(レッドソックス)がおり、今後の動向が気になるところだ。
不安を残した投手力
強化試合を迎える前、日本の強みは「投手力」と語っていた小久保裕紀監督だったが、終わってみれば4試合で29失点。今回の4連戦は「見極め」という意味合いがあったものの、WBC本大会に向けて課題を残す結果となった。
この結果には、小久保監督も「ずっと日本の投手力ということを言っていたが、先発に関してはなかなか思うように力を発揮できなかった選手もいた」と、今回の強化試合を振り返り、本大会に向けた投手編成については次のように語った。
「日程を見ると、球数制限を含めて先発は本当に8枚いるのかというところを、もう一回、権藤(投手)コーチや村田(バッテリー)コーチと議論しながらやっていきたい。リリーフを5枚で回せるのか、人数の割合も含めて話し合っていきます」
投手13人の起用法
先発投手を8人、リリーフ投手を5人と考えている理由については、「プレイオフを考えると、5日間で4試合の可能性がある。これを(先発型)6人では難しいので、8人になると思っている」と述べ、総当たり3試合+プレイオフの最大4試合を想定すると、その4試合を先発タイプ2人+リリーフで回す算段になると説明した。
しかし、今回の強化試合では初戦のメキシコを含め、細かく継投していく方が対応しづらいという部分もある。そのため、「球数制限がある中で小刻みな継投の方が計算が立つのであれば(先発)7-(リリーフ)6にするというのも含め、このオフに考える」との思いを口にした。
そういった状況を考えると、先発とリリーフを経験している千賀のようなタイプがメンバーに残る可能性は高いのかもしれない。
メジャーリーがの招集は!?
また、メキシコと1勝1敗、オランダとは2試合とも延長戦にまでもつれ込むなど、強化試合とは言え、いずれも苦しい試合内容だった。小久保監督も、各国のレベルが拮抗し始めていることは「昨年のプレミアのときから感じている」と語り、「メジャーの選手でなくてもスイングスピードが非常に強い」、「より一層、投手の人選が必要になってきている」との見解を示した。
そのうえで、「彼らがやれば抑えられるというメンバーは、大谷にしても菅野にしても投げさせてはいないので、彼らが軸になるのは間違いない」とコメント。気になるメジャーリーガーの招集に関しては、「今後、アメリカで16カ国による会議があるので、そこでロースターの期限が決まると思う。その辺りがリミット。これからメジャー選手の細かい調整に入っていく」との見通しを語った。
今季のMLBでは、ヤンキースの田中将大(14勝4敗、防御率3.07)、レンジャーズのダルビッシュ有(7勝5敗、防御率:3.41)、ドジャーズの前田健太(16勝11敗、防御率3.48)、マリナーズの岩隈久志(16勝12敗、防御率:4.12)といった世界の舞台を知る投手が先発として活躍。リリーフにも経験豊富な上原浩治(レッドソックス)がおり、今後の動向が気になるところだ。