ニュース 2016.11.14. 06:10

オランダ指揮官、SFジャイアンツに大谷を報告!?「パワーとスピードを見せつけた」

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特大の2塁打を放ち大量得点の口火を切った大谷翔平
 侍ジャパンは13日、東京ドームで行われた強化試合4連戦の最終戦でオランダ代表と対戦。序盤はリードを許す苦しい展開となったが、7回に6点のビハインドを追いつき試合を振り出しに戻すと、延長10回に鈴木誠也の満塁弾が生まれ、12-10で勝利を収めた。


SFジャイアンツに報告!?


 試合後、オランダのヘンス・ミューレン監督は、サンフランシスコ・ジャイアンツの打撃コーチという立場で日本の印象を問われ、「きょう寝る前に(サンフランシスコ・ジャイアンツの)フロントオフィスにレポートを送らないといけない。メキシコを含めた4試合の総括で印象に残った選手が何人もいるので、そのことに関してレポートを書こうと思っている」とコメント。気になる選手が複数いたことを示唆した。

 その後、個人名については「一人挙げるとすれば」と前置きした上で、6点を追う7回表に“代打”で出場し、東京ドームの天井に消える特大の2塁打を放った大谷翔平の名前を挙げた。

 ミューレン監督は、前日の会見に続き「昨日も今日もパワーとスピードを見せつけた」、「ローボールヒッターだと思っていたが、高めのボールも難なく飛ばせる力もある」と“打者”大谷に賛辞を送り、「彼は広告塔のような非常に素晴らしいアスリート」と評価。その身体能力の高さに脱帽した様子だった。


来年3月には“投手”大谷の活躍も…


 また、「個人的には100マイル(160キロ)を越えるピッチングを見れていないが、ピッチャーとしても非常に可能性はあるのではないか」と“投手”としての可能性にも触れつつ、「ただし、今アメリカに行ったとしても成功できるかはわからないし、バッターなのかどちらなのかも今の段階では言えない」と語るにとどまった。

 大谷が世界と対峙する次の舞台はWBCの本大会。小久保監督はWBCでの起用に関して、「基本は投手として考えている」と語っており、来年3月には“投手”大谷がベールを脱ぐことになる。そのとき、世界がどのような評価を下すのか!? 世界一奪還の原動力となるような活躍に期待したい。
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