11日に開幕した明治神宮大会は、明治大学が5年ぶり6度目の優勝で幕を閉じた。

　今大会にはドラフト指名を受けた選手も出場した。中でも活躍が光ったのがヤクルトからドラフト2位指名を受けた明治大の星知弥だろう。リリーフで3試合に登板し、9回1/3を投げて無失点に抑えた。決勝の桜美林大戦では、5回からリリーフし、5回を2安打5奪三振無失点と好投。打っても8回の打席でレフトスタンドにソロ本塁打を放つ活躍で、優勝に貢献した。

　桜美林大との決勝戦に先発した中日1位の柳裕也は、連投の疲れもあったのかこの日は4回2失点でマウンドを降りた。だが、初戦の関西大、準決勝の上武大戦の2試合は、12イニングを投げて無失点に抑えた。

　決勝で明治大に敗れたロッテから1位指名を受けた桜美林大の佐々木千隼は、準々決勝・環太平洋戦で8回一死まで無安打投球。その後、連打で失点したが、8回を2安打11奪三振1失点と“ドラ1”の実力を示した。

明治神宮大会に出場した各球団のドラフト指名選手

＜ロッテ＞
1位　佐々木千隼（投手 / 桜美林大）
大会成績：2試 1勝1敗 防2.77

＜楽天＞
4位　菅原秀（投手 / 大阪体育大）
大会成績：1試 0勝1敗 防1.75

＜オリックス＞
育成5位　中道勝士（捕手 / 明治大）
大会成績：出場なし

＜DeNA＞
2位　水野滉也（投手 / 東海大北海道）
大会成績：2試 1勝1敗 防5.92

9位　佐野恵太（内野手 / 明治大）
大会成績：3試 率.333 本1 点2

＜阪神＞
2位　小野泰己（投手 / 富士大）
大会成績：1試 0勝1敗 防1.29

＜ヤクルト＞
2位　星知弥（投手 / 明治大）
大会成績：3試 1勝0敗 防0.00

＜中日＞
1位　柳裕也（投手 / 明治大）
大会成績：3試 2勝0敗 防1.13

2位　京田陽太（内野手 / 日本大）
大会成績：2試 率.143 本0 点3