前代未聞の“二刀流受賞”
日本プロ野球機構は25日、2016年度のベストナインを発表した。
パ・リーグでは、日本ハムの大谷翔平が投手部門と指名打者(DH)部門でダブル受賞。昨季までは同一選手を複数ポジションに投票した場合は無効とされていたが、今季からベストナインの投票規定が変更され、投手と野手の重複投票が認められた。
日本一に輝いた日本ハムからは、2部門で受賞した大谷をはじめ、リーグ最多得票のレアード、西川遥輝は初受賞。2年連続で受賞した中田翔もあわせて4人が選出された。
また、ロッテの捕手・田村龍弘が嬉しい初受賞。一塁手としての受賞歴をもつ西武・浅村栄斗は、二塁手としては初受賞となった。
広島から5名!
一方、セ・リーグからは25年ぶりのリーグ優勝を果たした広島から最多の5名が選出。野村祐輔、石原慶幸、鈴木誠也は初受賞。新井貴浩は実に11年ぶりの受賞となった。
その他、史上初の2年連続トリプルスリーを達成したヤクルト・山田哲人は3年連続3回目の受賞。首位打者に輝いた巨人・坂本勇人は4年ぶりの受賞となっている。
今年度のベストナイン受賞者は以下の通り。
2016年・ベストナイン
<パ>
投 手:大谷翔平(日本ハム)☆2回目
捕 手:田村龍弘(ロッテ) ☆初受賞
一塁手:中田翔(日本ハム) ☆2回目(外野手では2回)
二塁手:浅村栄斗(西武) ☆初受賞(一塁手で1回)
三塁手:レアード(日本ハム)☆初受賞
遊撃手:鈴木大地(ロッテ) ☆2回目
外野手:角中勝也(ロッテ) ☆2回目
外野手:糸井嘉男(オリックス)☆5回目
外野手:西川遥輝(日本ハム)☆初受賞
指名打者:大谷翔平(日本ハム)☆初受賞
<セ>
投 手:野村祐輔(広島) ☆初受賞
捕 手:石原慶幸(広島) ☆初受賞
一塁手:新井貴浩(広島) ☆2回目
二塁手:山田哲人(ヤクルト)☆3回目
三塁手:村田修一(巨人) ☆4回目
遊撃手:坂本勇人(巨人) ☆3回目
外野手:鈴木誠也(広島) ☆初受賞
外野手:筒香嘉智(DeNA) ☆2回目
外野手:丸 佳浩(広島) ☆2回目