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二軍から一軍、2年連続でタイトルを獲得した選手

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ロッテの角中勝也

ソフトB・山田が投手三冠


 28日、東京都内で「NPB AWARDS」が開催された。今季の最優秀新人、最優秀選手などの表彰が行われたが、お昼の第1部では二軍のタイトル獲得者などが表彰を受けた。

 今季、二軍のタイトルを振り返ると、ウエスタンでは山田大樹(ソフトバンク)が防御率、勝利、勝率の三冠を達成。イースタンではシーズン終盤に一軍で本塁打を量産した山川穂高(西武)が、二軍で22本のアーチを描きタイトルを獲得した。彼らは来季以降、一軍での活躍が期待される。

 ただ、タイトルを獲得するためには、一軍の試合に出場し続けることが重要になる。これまで二軍でタイトルを獲得した選手は、一軍での活躍に直結してくるのだろうか…。

21世紀以降では4人が翌年に一軍でタイトル獲得


 21世紀以降では、青木宣親(当時ヤクルト)、T-岡田(オリックス)、角中勝也(ロッテ)、吉川光夫(当時日本ハム)の4人が翌年に一軍でタイトルを受賞している。

▼ 青木宣親(ヤクルト)※当時所属
二軍タイトル[04年]:首位打者(.372)、最高出塁率(.436)
一軍タイトル[05年]:首位打者(.344)、最多安打(202)

 プロ1年目の04年、一軍での出場はわずか10試合にとどまったが、二軍では首位打者、最高出塁率を獲得。さらに同年のフレッシュオールスターでMVPを受賞するなど、翌年以降の活躍が期待された。

 迎えたプロ2年目の05年は開幕一軍スタートを切ると、3・4月は打率.230と苦しんだが、交流戦で12球団トップの55安打を記録。交流戦後もヒットを積み重ねていき、94年のイチロー以来となるシーズン200安打を達成し、最終的には202安打をマークした。首位打者と最多安打のタイトルを獲得した。


▼ T-岡田(オリックス)
二軍タイトル[09年]:本塁打王(21本)、打点王(59打点)
一軍タイトル[10年]:本塁打王(33本)

 プロ4年目の09年、二軍で本塁打、打点の二冠を達成。一軍でも8月14日のソフトバンク戦でプロ初本塁打を記録すると、シーズンが終わるまでに7本のアーチを描き、ブレイクを予感させた。

 登録名を“T-岡田”に変更した10年は、3・4月は一軍でリーグ4位の6本塁打を記録するも、打率はリーグワースト3位の.206と苦戦した。それでも交流戦で打率.313、6本塁打、26打点を挙げ、交流戦MVPに輝くと、7月は月間打率.333、9本塁打、21打点を記録し、自身初となる月間MVPを受賞。シーズン終盤に肉離れを発症したが、33本塁打をマークしたT-岡田が本塁打王を獲得した。


▼ 角中勝也(ロッテ)
二軍タイトル[11年]:最高出塁率(.423)
一軍タイトル[12年]:首位打者(.312)

 06年の大学・社会人ドラフト7位でプロ入りした角中は、11年に二軍で最高出塁率のタイトルを獲得するも、当時一軍の外野陣にはサブロー、岡田幸文、清田育宏、伊志嶺翔大、荻野貴司など層が厚く昇格のチャンスがなかなか巡ってこなかった。

 プロ6年目の12年は開幕二軍スタート。4月中旬に一軍昇格すると、交流戦で打率.349を記録し首位打者を獲得。独立リーグ出身者としては初となるオールスターにも選出された。夏場に調子を落とし、打率3割を切った時期もあったが、打率.312で首位打者に輝いた。


▼ 吉川光夫(日本ハム)※当時所属
二軍タイトル[11年]:最優秀防御率(1.64)、最多勝(9勝)、最高勝率(.750)
一軍タイトル[12年]:最優秀防御率(1.71)

 高卒1年目の07年に中日との日本シリーズで先発したが、翌年以降は伸び悩み結果を残せずにいた。プロ5年目の11年は、一軍で7試合に登板して0勝5敗と勝ち星に恵まれなかったが、二軍では最優秀防御率、最多勝、最高勝率と投手三冠に輝いた。

 栗山英樹監督が就任した12年は、開幕ローテーション入りを果たし、4月8日のロッテ戦で1438日ぶりの勝利を挙げた。交流戦では12球団最多の4勝を記録すると、8月17日のロッテ戦で自身初となる2桁勝利をマーク。最終的にはリーグ2位の14勝を挙げ、防御率はリーグトップの1.71を記録した。吉川はリーグ優勝の立役者となり、自身はリーグMVPに輝いた。


 21世紀に入ってから二軍でタイトルを獲得した翌年に、一軍でタイトルを受賞したケースは4例しかないが、シーズン終盤に存在感を見せた山川は、本塁打王争いに加わる力を持っている。来季、一軍でタイトルを獲得する選手は現れるか注目だ。

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