チャリコ遠藤
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阪神・森木大智「65点」の圧巻デビュー 19歳が示した無限の可能性
◆ 18歳が見せた“大人の投球” 緊張や重圧の2文字は皆無に見えた。 代わりに印象を強くさせたのは「本物」や「逸材」という形容詞。阪神タイガース... -
連敗の中で差し込んだ希望の光 阪神・藤浪晋太郎が取り戻した輝き
◆ 見る者を魅了した107球 6連敗で4位転落と、開幕時を想起させるような暗雲に包まれたタイガースに、希望の光を照らしたのは藤浪晋太郎だった。 ... -
戦犯から救世主へ…“復肩”を示した阪神・ケラーの初セーブ
◆ 「素晴らしい勝利」 4カ月前の忌まわしい悪夢を豪球で振り払った。 “別人の投球”とは、まさにこのことだろう。8月7日、敵地・マツダスタジアム... -
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「絶対に爪痕を残してやろうと」…阪神ファンを熱くする北條史也の躍動
◆ 人々を惹きつける不思議な魅力 4年前からSNSでの発信にも力を入れるようになって、タイガースファンの直の反応を体感できるようになった。 選手... -
苦境を“打開”した逆襲の号砲 阪神・梅野隆太郎が改めて感じたファンの存在
◆ 実に102日ぶりとなる今季2号 いつもより強く右拳を握った。 スタンドから降り注ぐ“幸福のシャワー”を浴びながらタイガースの梅野隆太郎は、ダ... -
1159日ぶり白星を支えた同期の絆 浜地真澄と才木浩人の“幸福な関係”
◆ 「35」と「36」背番号も1つ違いの2人 テレビ中継でベンチ内に映っていた背番号36は、なんだか嬉しそうだった。 それは、7回の1イニングを... -
肘の手術を乗り越えて掴んだ「46」 阪神・島本浩也の“4度目のスタート”
◆ 2度目の支配下返り咲き 12年間で4つめの背番号だ。 126、69、120……キャリアの浮き沈みを示す数字の変遷。タイガースの島本浩也が、再... -
「帰ってきた時により良い状態で迎えてあげたい」 阪神・岩貞祐太が見せた“先輩の意地”
◆ 実に2カ月ぶりのホールドを記録 後輩の穴を、先輩がしっかりと埋めて見せた。 8日のホークス戦。2点リードの7回からマウンドに上がったのはタイ... -
「自分にできること」を徹底…阪神・ウィルカーソンが佐々木朗希との投げ合いで発揮した真価
◆ 「本当に楽しかった」怪物との投げ合い まるで1冊の本を読んでいるような、濃密な162分だった。 異なる武器を持った2人の演じた投手戦には野球... -
セ・パ交流戦で上昇気流に乗りたい阪神 難敵を打ち崩して強力投手陣を援護できるか
◆ 整ってきた強力投手陣 眠れる虎を呼び覚ますのは、パ・リーグが誇る豪腕たちとの刺激的な戦いか。 開幕9連敗を喫するなどリーグ最下位に沈んでいる... -
自らを助ける「2犠打」は努力の賜物 虎の新助っ人・ウィルカーソンの進化
◆ 日本で身につけた“小技” 「安定の」「安心の」……。 そんな形容詞を何度も使いたくなってしまうのが、虎の新助っ人アーロン・ウィルカーソンだ。... -
ようやく見えてきた“上昇曲線” 阪神・秋山拓巳に逆襲の気配
◆ 「思うように過ごせなかった」春季キャンプ ようやく手にした1勝に自然と頬が緩む。 甲子園球場で行われた4月28日のドラゴンズ戦。今季初勝利を... -
30歳の春に開花の兆し 阪神・渡邉雄大が掴んだ5年目の初勝利
◆ 本人も「まさか」 チームも、応援するファンも、ずっと暗たんたる空気に包まれていたからこそ、余計に言葉のひとつひとつが胸に響いた。 敵地でのヒ... -
ファンが待ち望む救世主候補 阪神・北條史也がファームで踏み出した第一歩
◆ 節目の10年目は一進一退の日々 開幕から9連敗を喫するなど、タイガースはいまだ勢いづいていない。担当記者になって13年目、これだけ負けが込むのも初め... -
「絶好調の感覚が無くなった」…阪神・青柳晃洋が乗り越えた“小さな絶望”
◆ キャンプから積み上げた貯金がゼロに 例えば、自分が10日間取材現場を離れて休養することになっても、記者という仕事のブランクをそこまで感じることはない... -
指揮官の期待に応えた22歳右腕 阪神の新守護神・湯浅京己が切り抜けた“最初の修羅場”
◆ 自力で奪った“3つのアウト”の価値 小さな「咆哮」に、このマウンドの重要性がにじんだ。 張り詰める緊張感の中、徳俵に足をかけていたのはタイガ... -
鷹のエースの助言を受けて虎のブルペンの柱へ…高卒6年目の“出世魚”候補・浜地真澄
◆ 大トリ登場で踏み出した第一歩 勝利も、ホールドも、セーブも付かない場面でも……。本人にとっては価値あるアウト3つだった。 3月27日、スワロ... -
「若き4番」と「逆襲をかける10年目右腕」が浮沈のカギ…2022年阪神シーズン展望
◆ 「打ちにいってボール球を見逃す」“新サトテル”への進化 矢野燿大監督のラストイヤーで17年ぶりのリーグ優勝を目指す2022年の阪神タイガースのカギを... -
18歳らしい初々しさや緊張は皆無…阪神ドラ4・前川右京が漂わせる大物の資質
◆ 「振っていかないと何も始まらない」 濃密な4日間だったに違いない。背に受けた歓声と、すぐに味わうことになる力の差も合わせて……。 阪神タイガ... -
阪神17年ぶりVのカギを握る「ブルペン」の再構築 矢野監督が期待する“競争”を激化させるのは…?
◆ 「7回の男」を巡る争い 2022年のタイガースにおける最大の懸案にして、“新星”や“救世主”が生まれる場となりそうなのが「ブルペン」だ。 昨...