王者として迎え撃つCSファイナルステージで、2位・阪神を相手にまさかの3連敗。ついに後がない状況に追い込まれた巨人。負ければ即終戦の第4戦、マウンドに登ると見られるのは若き右腕・小山雄輝だ。
小山の今シーズンの成績は6勝2敗。数字だけを見るとそこまで突出している投手ではないようにも見えるが、この24歳は間違いなく今シーズンの巨人優勝に大きく貢献した選手の一人である。
キャンプでは1軍スタートを果たすも、巨大戦力の中で2月のうちに2軍落ち。追い打ちをかけるようにインフルエンザを発症するなど、スタートでいきなり躓いた。初めて一軍昇格を果たしたのが5月24日。2012年に谷間の投手としてケガの杉内や沢村の代役として2勝をマークした小山は、今シーズンも変則日程の交流戦で谷間を埋める投手として声がかかった。
昇格翌日の日本ハム戦で、8回途中を無失点に抑える快投。期待に応えて2年ぶりの白星を挙げると、6月8日のロッテ戦では圧巻の投球を披露。9回1失点でプロ初となる完投勝利を挙げ、チームもこの日長らく首位を快走していた広島を捕らえ、リーグ単独首位に浮上する。
この勝利で勢いに乗った巨人はその後7連勝を収め、交流戦優勝を大きく手繰り寄せた。首位浮上からの7連勝、そして交流戦優勝は巨人のターニングポイントと言える出来事であった。
小山は結局交流戦期間で3勝負けなし、防御率1.33の大活躍。交流戦MVPこそ逃したが、彗星の如く現れた24歳右腕にチームは大いに救われた。
彼の特筆すべき点は、本拠地・東京ドームで今季6勝のうち5勝を挙げていて、一度も負けることなくシーズンを終えたことである。防御率も1.54と抜群の安定感を誇っている。
菅野が離脱したチームは内海と沢村、さらには杉内まで、頼みの3人で3連敗を喫するという緊急事態。そんな中、優勝争いを繰り広げた終盤の大一番でもしっかりと結果を残してきた”東京ドーム無敗男”は、まさにうってつけの人材だ。
3連敗後の3連勝で日本シリーズ進出を決めた2012年の再現へ。巨人の命運は、小山に託された。
小山の今シーズンの成績は6勝2敗。数字だけを見るとそこまで突出している投手ではないようにも見えるが、この24歳は間違いなく今シーズンの巨人優勝に大きく貢献した選手の一人である。
キャンプでは1軍スタートを果たすも、巨大戦力の中で2月のうちに2軍落ち。追い打ちをかけるようにインフルエンザを発症するなど、スタートでいきなり躓いた。初めて一軍昇格を果たしたのが5月24日。2012年に谷間の投手としてケガの杉内や沢村の代役として2勝をマークした小山は、今シーズンも変則日程の交流戦で谷間を埋める投手として声がかかった。
昇格翌日の日本ハム戦で、8回途中を無失点に抑える快投。期待に応えて2年ぶりの白星を挙げると、6月8日のロッテ戦では圧巻の投球を披露。9回1失点でプロ初となる完投勝利を挙げ、チームもこの日長らく首位を快走していた広島を捕らえ、リーグ単独首位に浮上する。
この勝利で勢いに乗った巨人はその後7連勝を収め、交流戦優勝を大きく手繰り寄せた。首位浮上からの7連勝、そして交流戦優勝は巨人のターニングポイントと言える出来事であった。
小山は結局交流戦期間で3勝負けなし、防御率1.33の大活躍。交流戦MVPこそ逃したが、彗星の如く現れた24歳右腕にチームは大いに救われた。
彼の特筆すべき点は、本拠地・東京ドームで今季6勝のうち5勝を挙げていて、一度も負けることなくシーズンを終えたことである。防御率も1.54と抜群の安定感を誇っている。
菅野が離脱したチームは内海と沢村、さらには杉内まで、頼みの3人で3連敗を喫するという緊急事態。そんな中、優勝争いを繰り広げた終盤の大一番でもしっかりと結果を残してきた”東京ドーム無敗男”は、まさにうってつけの人材だ。
3連敗後の3連勝で日本シリーズ進出を決めた2012年の再現へ。巨人の命運は、小山に託された。