ニュース 2014.09.27. 18:38

歓喜の青木と奮投の岩隈 所属チームの大逆転はあるのか!?

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29年ぶりのプレーオフ進出を決め、試合後のシャンパンファイトで喜びを爆発させたロイヤルズ・青木(中央) [Getty Images]
 青木宣親が所属するア・リーグ中地区2位のロイヤルズが現地時間26日、敵地でのホワイトソックスに勝利し、29年ぶりのプレーオフ進出を決めた。青木自身も先制適時三塁打を放つなど勝利に貢献。試合後はクラブハウスでシャンパンファイトを行い、喜びを爆発させた。

 だが、ロイヤルズは残り2試合で首位・タイガースと1ゲーム差。同じく29年ぶりの地区優勝の道もまだ残されている。さらに、ワイルドカード(WC)以上でのプレーオフ進出が確定したとは言え、WC争いで現在2位のアスレチックスとも1ゲーム差と、今後も予断を許さぬ戦いが待ち受けている。

 ロイヤルズは残り2戦の結果次第で、①地区優勝でのディビジョンシリーズ進出、②本拠地でのワイルドカードゲーム(1試合)、③敵地でのワイルドカードゲーム(1試合)と、いずれかの道が決まる。ベストは言わずもがな①だが、最低でも②の本拠地開催は手中に収めたいところだ。

 同じく26日のエンゼルス戦に先発登板したマリナーズの岩隈久志は、7回途中を2失点で凌ぎメジャー自己最多の15勝目(9敗)。レギュラーシーズンの自身最終登板を勝利で締め、チームにプレーオフ進出の可能性を残した。だが、同じく勝利したアスレチックスのプレーオフ進出マジックは「1」。微かな望みはチームメイトに託された。

 それでも、過去に数々の大逆転劇を巻き起こしてきた大リーグ、最後まで何があるかわからない。日本人選手という括りでも青木と岩隈は、ヤンキースのイチローや田中将大。昨年世界一の上原浩治やレンジャーズのダルビッシュ有など、注目度では彼らの影に隠れる存在だった。だからこそ、この2人が最後に残るのは感慨深い。

 両チームともレギュラーシーズンは泣いても笑っても残り2試合。ロイヤルズはホワイトソックスと、そしてマリナーズはエンゼルスとの大一番に挑む。

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