○ ホワイトソックス 5 － 4 ロイヤルズ ●
＜現地時間9月27日　USセルラー・フィールド ＞

　ア・リーグ中地区2位・ロイヤルズの青木宣親選手が現地時間27日、敵地でのホワイトソックス戦に「2番・右翼」で先発出場。1安打1打点と役割を果たすもチームは惜敗。しかし、同地区首位のタイガースも敗れたため1ゲーム差は変わらず。地区優勝の行方は明日の最終戦に持ち越された。

　青木は0－4迎えた3回、一死一、三塁の好機でセカンドゴロを放ち2試合連続の打点をマーク。さらに2－5で迎えた8回は、無死一塁の場面で一、二塁間をゴロで破るライト前ヒットを放ち、完璧なチャンスメイクで追い上げムードを演出した。すると、3番ケーンがライト前タイムリーで続き2点差。おなも無死一、二塁の好機で、打席には4番ホズマーが入った。

　しかし、ホズマーの放った打球はボテボテのショートゴロ。それでも併殺は免れると思われたが、二塁併殺を狙ったショート・ラミレスのアンダートスを、セカンドのサンチェスがグラブではなく右手でダイレクト捕球し、そのままジャンピングスロー。“これぞメジャー”と唸らせる超ファインプレーで一塁も間一髪アウトとなり、ロイヤルズの反撃ムードは一気にしぼんだ。

　ロイヤルズは9回にも反撃し1点差に迫ったが、結果的にはサンチェスの好プレーにやられた格好。先にタイガースが敗れ、勝利すれば同率首位に浮上するチャンスだったが、あと一歩及ばず痛い星を落とした。それでも優勝への望みが繋がったロイヤルズ。すべては明日の最終戦に委ねられた。

　青木はフル出場し、4打数1安打、1打点の内容。打率を.283とした。