ニュース 2014.12.31. 13:15

メジャーに衝撃を与えた田中将大の2014年を振り返る

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右肘の故障も1年目から13勝をマークしたヤンキースの田中将大 [Getty Images]
 メジャー1年目の田中将大は、名門ヤンキースで13勝5敗、防御率2.77の好成績を残しシーズンを終えた。デビュー戦となった4月4日のブルージェイズ戦でメジャー初勝利。5月14日のメッツ戦ではメジャー初完封を挙げるなど、日本時代とは変わらない力強い投球を見せた。

 しかし7月に好調を続けていた田中に試練が訪れる。7月8日のインディアンス戦の登板後、右肘の異変を訴え15日間のDL入り。「右肘内側側副じん帯の部分断裂」により約2カ月間戦列を離れたが、シーズン終盤にメジャー復帰した。メジャーに衝撃を与えた2014年の田中将大の1年を振り返っていきたい。

田中将大トピックス2014

(※日時は全て現地時間)

1月22日 総額1億5500万ドルの7年契約でニューヨーク・ヤンキースと契約合意

1月24日 背番号19に決定したことが球団から発表

2月15日 キャンプ地のフロリダ州タンパでキャンプイン

3月1日 フィリーズ戦の3番手でオープン戦初登板

4月4日 ブルージェイズ戦 <1勝0敗 防御率2.57>
○ 7回、6被安打、8奪三振、3失点
【コメント】
「MLBでの初勝利! まず第一歩」
・日米通算100勝を達成
・日本人投手がメジャー初登板初勝利を飾るのは史上9人目

4月9日 オリオールズ戦 <1勝0敗 防御率3.21>
- 7回、7被安打、10奪三振、3失点
【コメント】
「回をおうごとに修正を重ね、何とか登板全体としては形にはなっていますが、課題がまだまだ多いですね」

4月16日 カブス戦 <2勝0敗 防御率2.05>
○ 8回、2被安打、10奪三振、無失点
【コメント】
「内容、感覚がこれまでの2戦と比べて良くなっている」

4月22日 レッドソックス戦 <3勝0敗 防御率2.15>
○ 7回1/3、7被安打、7奪三振、2失点
【コメント】
「2者連続ホームランを打たれたが、味方の援護もあり、大胆に投げることが出来ました」

4月27日 エンゼルス戦 <3勝0敗 防御率2.27>
- 6回1/3、5被安打、11奪三振、2失点
【コメント】
「今日は細かい制球が出来ず、点の取られ方も最悪でリズムの悪い投球になってしまった」

5月3日 レイズ戦 <4勝0敗 防御率2.53>
○ 7回、8被安打、5奪三振、3失点
【コメント】
「我慢・粘る、自分に言い聞かせていました」

5月9日 ブリュワーズ戦 <5勝0敗 防御率2.57>
○ 7回1/3、7被安打、7奪三振、2失点
【コメント】
「後味の悪いマウンドの降り方になってしまい。チームメイトに負担をかけてしまった」

5月14日 メッツ戦 <6勝0敗 防御率2.17>
○ 9回、4被安打、8奪三振、無失点
【コメント】
「初完投・初完封・初ヒットを伝統のあるサブウェイシリーズで記録出来たことを嬉しく思います」
・メジャー初完投、初完封
・新人の開幕から6連勝は球団では1950年ホワイティ・フォード以来64年ぶり
・日本人では2002年の石井一久(当時ドジャース)の記録

5月20日 カブス戦 <6勝1敗 防御率2.39>
● 6回、8被安打、7奪三振、4失点
【コメント】
「またここから新たなスタートです」 
・メジャー9試合目の登板で初黒星
・2012年8月19日西武戦(西武ドーム)以来639日ぶりの敗戦投手
・自身の日米通算の連勝は34でストップ

5月25日 ホワイトソックス戦 <7勝1敗 防御率2.29>
○ 6回2/3、5被安打、6奪三振、1失点
【コメント】
「早い段階で多くの援護をいただけたので、リラックスして投げられました」 
・メジャー移籍後最多の118球

5月31日 ツインズ戦 <8勝1敗 防御率2.06>
○ 8回、4被安打、9奪三振、1失点
【コメント】
「粘りながら要所、要所で良い球を投げられたかなと」

6月3日
・日本人投手では史上3人目となる5月のリーグ月間最優秀投手に選出

6月5日 アスレチックス戦 <9勝1敗 防御率2.02>
○ 6回、5被安打、1奪三振、1失点
【コメント】
「相手が粘り強いという自分の中での認識があったので、我慢比べになるなという気持ちはありました」

6月11日 マリナーズ戦 <10勝1敗 防御率2.02>
○ 9回、6被安打、11奪三振、2失点
【コメント】
「最後にホームランを打たれてしまったことは、相当悔しかったですが最後まで何とか投げきれました」
・完投で両リーグトップタイとなる10勝目

6月17日 ブルージェイズ戦 <11勝1敗 防御率1.99>
○ 6回、5被安打、10奪三振、1失点
【コメント】
「自分の思うように全然投げられませんでしたが、何とか粘れました」 
・両リーグ単独トップの11勝目
・ジラルディ監督にヤンキースでの監督通算600勝目をプレゼント

6月22日 オリオールズ戦 <11勝2敗 防御率2.11>
● 7回、6被安打、6奪三振、3失点
【コメント】
「粘りたいところで粘りきれず、悔しい結果になった」

6月28日 レッドソックス戦 <11勝3敗 防御率2.10>
● 9回、7被安打、8奪三振、2失点
【コメント】
「良いピッチングが出来ていただけに、いつも以上に悔しいです!」
・今季3度目の完投も3敗目
・デビュー戦から16試合連続QS(6回以上、自責点3以下)をマークし、1973年ロジャーズ(エクスポズ)のメジャー記録に並ぶ

7月3日 ツインズ戦 <12勝3敗 防御率2.27>
○ 7回、9被安打、3奪三振、4失点
【コメント】
「今シーズン最悪のデキと言ってもいいぐらいで、次回登板に向けてまたしっかりと立て直していかなければ!!」
・デビューからのQSが16試合で途切れ、メジャー新記録ならず

7月8日 インディアンス戦 <12勝4敗 防御率2.51>
● 6回2/3、10被安打、5奪三振、5失点
【コメント】
「前回登板よりは球の走りは良かったのですが、制球面で甘く入ったボールを確実に打たれてしまいました」
・自己ワーストの10被安打5失点で、4敗目
・移籍後初めて2試合連続で中4日の登板間隔でのマウンド

7月9日 右肘の異変を訴え15日間の故障者リスト入り
【コメント】
「しっかりと自分の身体と向き合い、一日でも早く復帰できるように努めることだと思います」
・初選出されたオールスターも辞退

7月10日
・シアトルでチームドクターの診察を受け、「右肘内側側副じん帯の部分断裂」と診断

7月14日
・右肘手術を回避し、PRP(多血小板血しょう)療法の注射を受ける

8月4日
・ヤンキーススタジアムで故障後初めてキャッチボール
・距離は約5メートルから始まり、最長20メートルなどを50球

8月10日
・故障後初めて3日連続でキャッチボール

8月16日
・遠征先のトロピカーナ・フィールドで故障後初ブルペン
・ストレートのみ25球を投げ込む

8月21日 
・ヤンキーススタジアムで故障後2度目のブルペン
・ノーワインドアップとセットポジションで計35球
・ストレート以外にもカーブ、スライダー、スプリットを5球ずつ投じた

8月23日
・故障後初めて打撃練習に登板、変化球を交えて35球

8月28日
・遠征先のデトロイトで2度目のフリー打撃に登板
・49球投げるも、ストライクはわずかに26球

8月29日
・右腕全体の張りを訴える

9月7日
・9日ぶりにブルペンで変化球を交えて34球

9月10日 
・ヤンキーススタジアムで実戦形式の打撃練習に登板
・44球を投げ、無安打、5奪三振

9月15日
・キャンプ施設のスタインブレナー・フィールドでマイナー選手相手に試合形式の練習に登板
・5回を6被安打、無失点

9月21日 ブルージェイズ戦 <13勝4敗 防御率2.47>
○ 5回1/3、5被安打、4奪三振、1失点
【コメント】
「久しぶりの登板になりましたが、制球もそこそこまとまっていて良かったと思います」
・75日ぶりにメジャー先発

9月22日 
・ジラルディ監督が復帰登板後から右肘の異常がなく27日のレッドソックス戦に85球をメドに先発することを明言

9月27日 レッドソックス戦 <13勝5敗 防御率2.77>
● 1回2/3、7被安打、2奪三振、7失点
【コメント】
「シーズン最後の登板ということだったので、良い形で終わりたかったのですが、なかなか簡単にはいきませんね」

10月8日 日本帰国
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