レッドソックスの上原浩治投手が現地時間28日、自身のブログを更新し、今季の投球について振り返っている。

　前半戦は、世界一に輝いた昨年の勢いそのままにセーブを重ねていった上原。故障したヤンキース田中将大投手の代役として、メジャー6年目で初めてオールスターゲームに選出されるなど、苦しいチーム状況ながら、自身のパフォーマンスは順調そのものと言えた。だが、良いことばかりではない。8月16日のアストロズ戦から6試合で10失点を喫するなど“らしくない”投球が続き、ファレル監督に自ら再調整と中継ぎ降格を申し入れる事態に陥った。

　不振を極めた後半戦について上原は「後半にガス欠になってしまった今シーズン。まっ、普通の成績で終わったかな。毎年のことだけど、打たれだすと止まらない傾向があると思う」と冷静に自身を分析。「だから、スランプだ、疲れだ、と言われるんじゃないかな。ここを改善したいね」と来季に向けた課題を綴っている。

　また、今季はポストシーズンに進出することなくシーズンを終え、「ちょっとの間、休みたいと思います。暴飲暴食がしたい！何も気にせずにね。睡眠薬、痛み止め、これらも当分の間飲まなくていいんだ」と、シーズン中の過酷な状況から解放された心情を伝えた。

　最後に「来年、どこのチームになっても、また応援よろしくお願いします」と意味深なコメントで締めくくった上原。レッドソックスとの再契約が噂されているが、何があるか分からないのがメジャーのストーブリーグ。背景色が『赤』の上原公式ブログが、来年は違う色になっているのだろうか…。