ナ・リーグ 地区シリーズ第2戦
● ナショナルズ 1 - 2 ジャイアンツ ○
<現地時間10月4日 ナショナルズ・パーク>
延長18回、日付をまたいでの激闘に決着をつけたのは、ジャイアンツの6番・ベルトの一発だった。この回先頭で打席に立ったベルトは、2イニングス目に入ったナショナルズ9番手・ロアークの低めの速球を完璧に捕えると、打球は右翼席まで飛び込んだ。
ここまでもつれた試合の原因となったのは、ナショナルズ1点リードの9回表、二死走者なし。カウントは3ボール1ストライク、ナショナルズ先発・ジマーマンがこの日投じた100球目の速球は、外角ギリギリにに決まったがボールと判定された。この打席、何度も際どいコースをついたが、すべて審判の腕は上がらず。ジャイアンツ2番パニックが歩くと、ウィリアムズ監督はジマーマンに交代を告げた。
8回2/3、3安打1四球。4回以降はひとりのランナーも出さず、9回のパニックに四球を与えるまで20人連続アウトを継続していた。わずか1点のリードを一人で守り抜いてきた男がマウンドを降りると、状況が一変する。
代わったストーレンがポージーに安打で繋がれ、二死一、二塁とされると、ポストシーズン通算打率.326の4番サンドバルには左翼線を破られた。二塁走者が生還、一塁走者も三塁を回ったが、ホームクロスプレーの判定はアウト。ジャイアンツはチャレンジを要求したが、判定は覆らず、逆転は阻止したものの土壇場で追いつかれた。
その裏、ハーパーが2ボールから選んだ低めの内角球がストライクのコール。打席中に怒りを露わにし、平常心を失ったハーパーはこの打席一ゴロに倒れると、続く10回にはカブレラが3ボール1ストライクから選んだ外角高めの速球をストライクとコールされ、結局見逃し三振。球審に激怒したカブレラは一発退場となり、抗議をしたウィリアムズ監督も退場という事態になった。
以降、ジャイアンツは11回から7番手のペティットが6回を無失点に抑える力投を見せれば、ナショナルズは11回から6人の継投でスコアボードにゼロを刻んでいったが、18回に力尽きた。
ポストシーズン史上最長となる6時間23分の激闘を制したジャイアンツが敵地で連勝。王手をかけ、本拠地に戻っての第3戦には、エース・バムガーナーが先発予定。ナ・リーグ最高勝率をマークし、リーグ優勝の本命と目されていたナショナルズは、判定に泣いた部分はあるものの、この敗戦によっていよいよ崖っぷちに立たされた。
● ナショナルズ 1 - 2 ジャイアンツ ○
<現地時間10月4日 ナショナルズ・パーク>
延長18回、日付をまたいでの激闘に決着をつけたのは、ジャイアンツの6番・ベルトの一発だった。この回先頭で打席に立ったベルトは、2イニングス目に入ったナショナルズ9番手・ロアークの低めの速球を完璧に捕えると、打球は右翼席まで飛び込んだ。
ここまでもつれた試合の原因となったのは、ナショナルズ1点リードの9回表、二死走者なし。カウントは3ボール1ストライク、ナショナルズ先発・ジマーマンがこの日投じた100球目の速球は、外角ギリギリにに決まったがボールと判定された。この打席、何度も際どいコースをついたが、すべて審判の腕は上がらず。ジャイアンツ2番パニックが歩くと、ウィリアムズ監督はジマーマンに交代を告げた。
8回2/3、3安打1四球。4回以降はひとりのランナーも出さず、9回のパニックに四球を与えるまで20人連続アウトを継続していた。わずか1点のリードを一人で守り抜いてきた男がマウンドを降りると、状況が一変する。
代わったストーレンがポージーに安打で繋がれ、二死一、二塁とされると、ポストシーズン通算打率.326の4番サンドバルには左翼線を破られた。二塁走者が生還、一塁走者も三塁を回ったが、ホームクロスプレーの判定はアウト。ジャイアンツはチャレンジを要求したが、判定は覆らず、逆転は阻止したものの土壇場で追いつかれた。
その裏、ハーパーが2ボールから選んだ低めの内角球がストライクのコール。打席中に怒りを露わにし、平常心を失ったハーパーはこの打席一ゴロに倒れると、続く10回にはカブレラが3ボール1ストライクから選んだ外角高めの速球をストライクとコールされ、結局見逃し三振。球審に激怒したカブレラは一発退場となり、抗議をしたウィリアムズ監督も退場という事態になった。
以降、ジャイアンツは11回から7番手のペティットが6回を無失点に抑える力投を見せれば、ナショナルズは11回から6人の継投でスコアボードにゼロを刻んでいったが、18回に力尽きた。
ポストシーズン史上最長となる6時間23分の激闘を制したジャイアンツが敵地で連勝。王手をかけ、本拠地に戻っての第3戦には、エース・バムガーナーが先発予定。ナ・リーグ最高勝率をマークし、リーグ優勝の本命と目されていたナショナルズは、判定に泣いた部分はあるものの、この敗戦によっていよいよ崖っぷちに立たされた。