● パイレーツ 0 － 8 ジャイアンツ ○
＜現地時間10月1日　PNCパーク＞

　米大リーグ、ナ・リーグのワイルドケードゲームが行われ、敵地でのパイレーツ戦に大勝したジャイアンツが、世界一に輝いた2012年以来となる地区シリーズ進出を決めた。

　ジャイアンツは、先発・バムガーナーが立ち上がりから安定した投球を展開。常にストライク先行のテンポの良い投球で、7回まで三塁ベースを踏ませなかった。8回に一死一、三塁のピンチを招くも、2番マーサーを空振り三振、続くマカッチェンをショートゴロに打ち取り、パイレーツ打線に得点を許さず。

　9回もマウンドに上がったバムガーナーは最後も三者凡退に抑え、4被安打、10奪三振、1四球の内容で、チームとしては2010年のリンスカム以来となる、ポストシーズンでの完封勝利投手となった。

　打線も効率よくバムガーナーを援護。0－0で迎えた4回、無死満塁から7番クロフォードが豪快なグランドスラムを放ち一挙4点を先制すると、終盤以降も効果的に得点を重ね、敵地にもかかわらず磐石な試合運びでワイルドカードのチケットを掴み取った。

　一方のパイレーツは、打線がバムガーナーの前に沈黙。先発・ボルケスは3回までは素晴らしい内容も、4回に四球絡みで手痛い満弾を浴び、一気に試合を壊してしまった。