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王手をかけてカンザスに帰還したロイヤルズ、エースで一気の突破狙う [ALDS第3戦]

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エースのシールズがワイルドカードゲームの悔しさを晴らした時、ロイヤルズの歓喜の瞬間は近い[Getty Images]
ア・リーグ 地区シリーズ 第3戦
☆☆ ロイヤルズ - エンゼルス
<現地時間10月5日 カウフマン・スタジアム>

 正直なところ、大方の予想を上回る快進撃を見せているロイヤルズ。とにかくしぶとく食らいつき、プレーオフの3試合連続延長勝ちはメジャー史上初のことである。しびれる試合が続く中で「今は負ける気がしない」という青木の言葉も頼もしい限りだ。

 もつれたゲームをモノにできる大きな要因が救援陣の頑張り。勝利の方程式としてシーズン中から活躍したデービスやホランドはもちろんのこと、シーズン途中加入のフレーザーや、レギュラーシーズンはわずか7試合しか登板がなかったルーキーのフィネガンがこの大舞台でチームを支える貴重な働きを見せている。競った展開ではロイヤルズのブルペンに要注目だ。

 勝てば地区シリーズ突破となる3戦目の先発はシールズ。ワイルドカードゲームではアスレチックスのモスに手痛い一発を浴び、5回途中でマウンドを降り、後を受けた投手が再びモスに一発を許したため4失点となった。エースが本拠地での大一番で2試合続けて相手より先にマウンドを降りるわけにはいかない。シールズのエースとしてのプライドに期待したい。

 対するエンゼルスは絶体絶命。メジャー最高勝率のチームが本拠地でまさかの2連敗。ワイルドカードのチームに崖っぷちまで追い詰められた。とにかく打線に元気なく、1番のカルホーンが10打数4安打と当たっているのにも関わらず、後が続かない。カルホーン以外で安打を放った選手6人は全員1安打止まりで、期待された打点王トラウトと、プレーオフでの復活を期していたハミルトンに至っては未だ無安打が続いている。どこかでキッカケになる一本が欲しいところだ。

 追い詰められたエンゼルスの先発は左腕のウィルソン。今シーズン13勝10敗で自身5年連続の2桁勝利を挙げたものの、防御率は4.51と近年に比べると安定感に欠けた内容。また、自身3度目のプレーオフとなるが、初登板で初勝利を挙げてからは白星から遠ざかっており、9試合勝ちなし。通算防御率も4.82と不安が残る。それでも、ロイヤルズ相手には今シーズン2戦2勝で、16回2/3を投げてわずかに失点は1と相性が良い。この崖っぷちの状況でも相性通りの投球ができるだろうか。

 ちなみに、青木はこのウィルソンに対して今シーズン3打数3安打、なんと打率10割。青木のバットにも大きな期待がかかる。勝って地元で歓喜の瞬間を。29年ぶりのプレーオフに沸く大観衆を力に、ロイヤルズが旋風を巻き起こす。試合は現地時間10月5日午後7時30分(日本時間10月6日午前8時37分)、プレイボール。
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