ナ・リーグ 地区シリーズ 第3戦
○ カージナルス 3 - 1 ドジャース ●
<現地時間10月6日 ブッシュ・スタジアム>
昨年のリーグ優勝決定戦の再現となったこの地区シリーズ。3戦目を取って突破に王手をかけたのは、昨年ドジャースを下したカージナルスであった。
左肩の故障により約1カ月ぶりのマウンドとなったドジャース先発・柳賢振(リュ・ヒョンジン)が、その不安を感じさせない投球を見せつけ、静かな投手戦となったこのゲーム。試合を動かしたのは、カージナルスの絶好調男だった。
0-0の3回、先頭で打席に入った1番カーペンターは4球目の変化球をジャストミート、打球はライトスタンドに飛び込んだ。これで地区シリーズ初戦から3試合連続の本塁打。シーズン8本塁打、左投手からはわずか2本塁打だった男が、この大一番で全て左投手を相手に3戦連発という離れ業をやってのけた。
好投を続けていたベテラン・ラッキーは6回に5番ラミレスの適時二塁打で1点を失うが、気迫溢れる投球でドジャースの強力打線を相手に7回5安打8奪三振1失点の好投を見せると、その頑張りに打線が応える。
7回、この回から登板したドジャース2番手・エルバートの初球をモリーナが叩き、レフト線への二塁打。続くジェイが1球でバントを決めてチャンスを広げる。すると8番のウォンがまたも初球を完璧に捕えると、打球は前進守備のライト・ケンプの遥か頭上を越えて行く勝ち越し2ラン。10月10日に24歳を迎える若者の値千金の一発で、カージナルスがわずか3球でリードを奪った。
試合は今シーズンリーグ2位の45セーブを挙げたカージナルスの守護神・ローゼンタールがピンチを招きながらも無失点で締め、3-1でカージナルスが勝利。地区シリーズ突破に王手をかけた。
対するドジャースは柳賢振が好投も継投失敗に泣き、打線も投手陣を援護できなかった。追い詰められて迎える明日の4戦目には、カーショーが中3日で登板する。初戦でまさかの8失点を喫し、プレーオフ通算成績も1勝4敗、防御率5.20と信じられないような数字になってしまっているメジャー最強左腕。”逆ミスター・オクトーバー”なる不名誉な異名すら囁かれはじめたドジャースのエースが、ここ一番で真価を発揮することができるだろうか。
○ カージナルス 3 - 1 ドジャース ●
<現地時間10月6日 ブッシュ・スタジアム>
昨年のリーグ優勝決定戦の再現となったこの地区シリーズ。3戦目を取って突破に王手をかけたのは、昨年ドジャースを下したカージナルスであった。
左肩の故障により約1カ月ぶりのマウンドとなったドジャース先発・柳賢振(リュ・ヒョンジン)が、その不安を感じさせない投球を見せつけ、静かな投手戦となったこのゲーム。試合を動かしたのは、カージナルスの絶好調男だった。
0-0の3回、先頭で打席に入った1番カーペンターは4球目の変化球をジャストミート、打球はライトスタンドに飛び込んだ。これで地区シリーズ初戦から3試合連続の本塁打。シーズン8本塁打、左投手からはわずか2本塁打だった男が、この大一番で全て左投手を相手に3戦連発という離れ業をやってのけた。
好投を続けていたベテラン・ラッキーは6回に5番ラミレスの適時二塁打で1点を失うが、気迫溢れる投球でドジャースの強力打線を相手に7回5安打8奪三振1失点の好投を見せると、その頑張りに打線が応える。
7回、この回から登板したドジャース2番手・エルバートの初球をモリーナが叩き、レフト線への二塁打。続くジェイが1球でバントを決めてチャンスを広げる。すると8番のウォンがまたも初球を完璧に捕えると、打球は前進守備のライト・ケンプの遥か頭上を越えて行く勝ち越し2ラン。10月10日に24歳を迎える若者の値千金の一発で、カージナルスがわずか3球でリードを奪った。
試合は今シーズンリーグ2位の45セーブを挙げたカージナルスの守護神・ローゼンタールがピンチを招きながらも無失点で締め、3-1でカージナルスが勝利。地区シリーズ突破に王手をかけた。
対するドジャースは柳賢振が好投も継投失敗に泣き、打線も投手陣を援護できなかった。追い詰められて迎える明日の4戦目には、カーショーが中3日で登板する。初戦でまさかの8失点を喫し、プレーオフ通算成績も1勝4敗、防御率5.20と信じられないような数字になってしまっているメジャー最強左腕。”逆ミスター・オクトーバー”なる不名誉な異名すら囁かれはじめたドジャースのエースが、ここ一番で真価を発揮することができるだろうか。