CSファーストステージ第2戦
阪神 - 広島
<10月12日 甲子園>
昨日は投手戦を制した阪神が6年ぶりのCS勝利。5度目のCSにして初の初戦白星スタートを飾った。これにより今日の試合引き分け以上でファーストステージ突破が決まる。
未だファーストステージを突破した実績がない阪神ではあるが、04年から06年の間にパ・リーグのみ行われていたプレーオフを含め、過去にファーストステージ初戦を取ったチームの突破率は88%(15/17)。初戦白星からの逆転負けを喫したのは06年の西武と09年のヤクルト、この2チームのみである。
今日の第2戦、阪神の先発が予想されるのは35歳のベテラン左腕・能見。今季は9勝13敗と負け越しを4つ作り、防御率も3.99とやや安定感を欠いた。さらに、後半戦は巨人戦を避けたローテーションに配置転換されるなど、かつてのエースは苦しいシーズンを送った。
しかし、今季広島との対戦は2勝1敗で防御率1.71と好相性。シーズン最終戦となった10月1日の広島との直接対決で6回1失点と好投し、チームの2位フィニッシュに大きく貢献している。昨年のCSでは3戦目待機で結局投げられず終わるという屈辱も味わった左腕が、2010年に1度先発して敗れて以来となるCSマウンドで自身のポストシーズン初勝利とファーストステージ突破を一気に狙う。
対する広島はもう崖っぷち。昨日は中4日でエース・前田健太を投入し、打順の入れ替えも行う奇襲作戦を見せたが不発に終わった。苦手としている能見を相手に、今季限りでの退任を発表している野村監督がどういう策を講じてくるのかにも注目だ。
広島の命運を握るのは先発が予想されるドラ1ルーキー・大瀬良。即戦力の評判に違わぬ活躍で1年目から10勝をマークしたのは立派であったが、10月1日の阪神との直接対決では4回3失点。この試合でも能見と投げ合い、敗れている。阪神戦は3勝3敗、防御率3.80。甲子園では2勝1敗、防御率3.92という成績。5月1日の試合では甲子園で9回にゴメスの一発で完封こそ逃したもののプロ初完投を記録しているだけに、あの快投の再現を狙いたいところだ。
今日の西宮は台風の影響で天気も下り坂。夕方以降は「ニワカ雨に注意」との予報も出ている。好勝負に文字通り“水を差す”ようなことがなければいいのだが、果たして…。
阪神 - 広島
<10月12日 甲子園>
昨日は投手戦を制した阪神が6年ぶりのCS勝利。5度目のCSにして初の初戦白星スタートを飾った。これにより今日の試合引き分け以上でファーストステージ突破が決まる。
未だファーストステージを突破した実績がない阪神ではあるが、04年から06年の間にパ・リーグのみ行われていたプレーオフを含め、過去にファーストステージ初戦を取ったチームの突破率は88%(15/17)。初戦白星からの逆転負けを喫したのは06年の西武と09年のヤクルト、この2チームのみである。
今日の第2戦、阪神の先発が予想されるのは35歳のベテラン左腕・能見。今季は9勝13敗と負け越しを4つ作り、防御率も3.99とやや安定感を欠いた。さらに、後半戦は巨人戦を避けたローテーションに配置転換されるなど、かつてのエースは苦しいシーズンを送った。
しかし、今季広島との対戦は2勝1敗で防御率1.71と好相性。シーズン最終戦となった10月1日の広島との直接対決で6回1失点と好投し、チームの2位フィニッシュに大きく貢献している。昨年のCSでは3戦目待機で結局投げられず終わるという屈辱も味わった左腕が、2010年に1度先発して敗れて以来となるCSマウンドで自身のポストシーズン初勝利とファーストステージ突破を一気に狙う。
対する広島はもう崖っぷち。昨日は中4日でエース・前田健太を投入し、打順の入れ替えも行う奇襲作戦を見せたが不発に終わった。苦手としている能見を相手に、今季限りでの退任を発表している野村監督がどういう策を講じてくるのかにも注目だ。
広島の命運を握るのは先発が予想されるドラ1ルーキー・大瀬良。即戦力の評判に違わぬ活躍で1年目から10勝をマークしたのは立派であったが、10月1日の阪神との直接対決では4回3失点。この試合でも能見と投げ合い、敗れている。阪神戦は3勝3敗、防御率3.80。甲子園では2勝1敗、防御率3.92という成績。5月1日の試合では甲子園で9回にゴメスの一発で完封こそ逃したもののプロ初完投を記録しているだけに、あの快投の再現を狙いたいところだ。
今日の西宮は台風の影響で天気も下り坂。夕方以降は「ニワカ雨に注意」との予報も出ている。好勝負に文字通り“水を差す”ようなことがなければいいのだが、果たして…。