CSファイナルステージ第4戦
ソフトバンク － 日本ハム
＜10月18日　ヤフオクドーム＞

　パ・リーグのファイナルステージは、日本ハムが通算成績を2勝2敗のタイにして、今日の第4戦を迎える。

　第1戦、吉村の劇的なサヨナラ打で勝利したソフトバンクだが、その後は元気なく2連敗。この嫌な流れを変えるべく、中日時代に“CS男”と呼ばれた中田が先発マウンドに上がる。中田は中日時代、CSに滅法強く、勝利数は歴代2位（04～06年、パのプレーオフ含まず）の4勝（1敗）をマークしている。

　ただ不安要素もある。中田は9月以降、4試合に先発し、防御率6.97と安定感を欠いた。昨日の第3戦に先発し、2回7失点でノックアウトされた摂津も、9月は防御率6.86と打ち込まれていた。中田もシーズン終盤のような投球になると、厳しい展開が予想される。

　一方の日本ハムは、オリックスとのファーストステージから通算21打数2安打（17日の試合前まで）と不振に喘いでいた陽が、昨日の第3戦で2本塁打5打点と大暴れ。これで3番を打つ陽が復調となれば、ファーストステージ第3戦から4戦連発中の4番中田、同じくポストシーズンに入り絶好調の小谷野らとともに、ソフトバンク投手陣により恐怖心を与えられることができそうだ。

　勝利したチームが日本シリーズ進出へ王手をかける大事な第4戦。本拠地で大声援を受けて戦うソフトバンクか、それとも3位からの下剋上を狙う日本ハムか。運命のプレーボールは13時にコールされる。