ニュース 2014.10.22. 18:30

過去の新人王で最も多いのはドラフト何位か調べてみた【セ・リーグ編】

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東海大からドラフト1位で巨人に入団。背番号「8」のユニホームを着て正力オーナー(左)、藤田監督(右)と入団発表に臨む原辰徳内野手=昭和55年12月20日(肩書は当時) © KYODO NEWS IMAGES INC
 運命のドラフト会議を明日に控え、自分は全く関係ないはずなのにどこかドキドキしてしまうような、不思議な感覚を覚えるこの頃。今年もドラフト上位候補の新人選手に関する話題が、連日大きく報道されている。

 ドラフトの結果で「来季は優勝が狙えるぞ」と一喜一憂するのは、ファンの毎年の恒例行事となっているが、入団後に期待通りの活躍をする選手はほんの一握り。実際、入団前はまったく報じられなくとも、1年目から大活躍するケースも珍しくない。

 ということで、ドラフト制度が開始された1965年以降の新人王受賞者が何位で入団してきたのかを調査してみた。

 ちなみに、新人王の資格は創設以来2度変更されており、現在は「海外のプロ野球リーグに参加した経験のない選手で、かつ初めて支配下登録されてから5年以内で、前年までの出場が投手は30イニング以内、野手は60打席以内の選手」と定められており、純粋な新人ではない選手が受賞した年も含まれている。

 結果は以下の通り。

新人王受賞者(1966年~2013年)


2013 小川泰弘(ヤ) 【2位】 16勝4敗、防御率2.93 
2012 野村祐輔(広) 【1位】 9勝11敗、防御率1.98
2011 沢村拓一(巨) 【1位】 11勝11敗、防御率2.03
2010 長野久義(巨) 【1位】 128試合.288、19本塁打
2009 松本哲也(巨) 【育成3位】 129試合.293、109安打 (※3年目で受賞)
2008 山口鉄也(巨) 【育成1位】 67試合11勝2敗、防御率2.32 (※3年目)   
2007 上園啓史(神) 【大社・3位】 8勝5敗、防御率2.42
2006 梵英心 (広) 【大社・3位】 123試合.289、130安打
2005 青木宣親(ヤ) 【4位】 144試合.344、202安打 (※2年目)
2004 川島亮 (ヤ) 【自由枠】 10勝4敗、防御率3.17
2003 木佐貫洋(巨) 【自由枠】 10勝7敗、防御率3.34 
2002 石川雅規(ヤ) 【自由枠】 12勝9敗、防御率3.33
2001 赤星憲広(神) 【4位】 128試合.292、39盗塁
2000 金城龍彦(横) 【5位】 110試合.346、145安打 (※2年目)
1999 上原浩治(巨) 【1位】 20勝4敗、防御率2.09
1998 川上憲伸(中) 【1位】 14勝6敗、防御率2.57
1997 沢崎俊和(広) 【1位】 12勝8敗、防御率3.74
1996 仁志敏久(巨) 【2位】 114試合.270、7本塁打
1995 山内泰幸(広) 【1位】 14勝10敗、防御率3.03
1994 藪恵壹 (神) 【1位】 9勝9敗、防御率3.18 (※94年当時の登録名は藪恵市)
1993 伊藤智仁(ヤ) 【1位】 7勝2敗、防御率0.91
1992 久慈照嘉(神) 【2位】 121試合.245、24犠打
1991 森田幸一(中) 【5位】 10勝3敗17S、防御率3.03
1990 与田剛 (中) 【1位】 4勝5敗31S、防御率3.26
1989 笘篠賢治(ヤ) 【3位】 120試合.263、32盗塁
1988 立浪和義(中) 【1位】 110試合.223、22盗塁
1987 荒井幸雄(ヤ) 【2位】 105試合.301、9本塁打 (※2年目)
1986 長冨浩志(広) 【1位】 10勝2敗2S、防御率3.04
1985 川端順 (広) 【1位】 11勝7敗7S、防御率2.72 (※2年目)
1984 小早川毅彦(広)【2位】 112試合.280、16本塁打
1983 槙原寛己(巨) 【1位】 12勝9敗1S、防御率3.67 (※2年目)
1982 津田恒美(広) 【1位】 11勝6敗、防御率3.88
1981 原辰徳 (巨) 【1位】 125試合.268、22本塁打
1980 岡田彰布(神) 【1位】 108試合.290、18本塁打
1979 藤沢公也(中) 【1位】 13勝5敗、防御率2.82
1978 角盈男 (巨) 【3位】 60試合5勝7敗7S、防御率2.87 (※78年当時の登録名は角三男)
1977 斉藤明雄(洋) 【1位】 8勝9敗、防御率4.40
1976 田尾安志(中) 【1位】 67試合.277、46安打
1975 該当者なし
1974 藤波行雄(中) 【1位】 90試合.289、33安打
1973 該当者なし
1972 安田猛 (ヤ) 【6位】 7勝5敗、防御率2.08
1971 関本四十四(巨)【10位】10勝11敗、防御率2.14 (※4年目)
1970 谷沢健一(中) 【1位】 126試合.251、11本塁打
1969 田淵幸一(神) 【1位】 117試合.226、22本塁打
1968 高田繁 (巨) 【1位】 120試合.301、9本塁打
1967 武上四郎(サ) 【8位】 107試合.299、121安打
1966 堀内恒夫(巨) 【1位】 16勝2敗、防御率1.39

 ※(洋)=大洋ホエールズ、(サ)=サンケイアトムズ

・内訳(46人)
【1位】=28人、【2位】=5人、【3位】=4人、【4位】=2人、【5位】=2人、【6位】=1人、【8位】=1人、【10位】=1人、【育成】=2人

 意外な結果を期待したが、最も多いのはやはりドラフト1位の選手。圧倒的な差をつけ、全体の6割強を占めるという結果になった。ただし、4位以下からでも新人王を獲得する選手も9人おり、特に2000年以降は金城、青木、山口、松本哲也と下位指名から数年かけて二軍で力を蓄えてから開花するというパターンが4例も出ている。

 さて、今年のドラフトで指名される選手の中から新人王級の活躍をする選手は出てくるのだろうか。運命の2014年プロ野球ドラフト会議は明日23日に開催される。

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