日本シリーズ第1戦
阪神 － ソフトバンク
＜10月25日　甲子園＞

　日本シリーズは今夜18時15分から甲子園で開幕する。セ・リーグはクライマックスシリーズを勝ち抜いた2位・阪神、パ・リーグは3年ぶりにリーグ優勝を果たしたソフトバンクが頂点を目指す。両者の対決は03年以来3度目となり、過去2度はソフトバンク（64年は南海、03年はダイエー）が日本一に輝いている。

　今シリーズは予告先発が導入され、第1戦は阪神・メッセンジャー、ソフトバンク・スタンリッジと発表された。日本シリーズ第1戦で外国人投手の投げ合うのは史上初。メッセンジャーは、今季の交流戦でソフトバンクと2度対戦しているが0勝2敗、防御率6.55と相性が良くない。スタンリッジと投げ合いになった6月9日（甲子園）の試合では、5回を7被安打5失点と打ち込まれている。

　メッセンジャーは今季81失点を喫しているが、初回の失点（17失点）が一番多い。中でも相性の悪い1番柳田（4打数2安打）、4番李大浩（6打数3安打）の2人とは初回に対戦する可能性が高い。それだけに、最初の打席でしっかりと封じ込め波に乗りたいところだ。

　対するスタンリッジは、交流戦で昨季まで4年間在籍した古巣相手に完封勝利を飾っている。特に3番鳥谷、4番ゴメス、5番マートンに対して1本も安打を許さなかった。この3人は阪神打線の得点源となるため、今日も確実に抑えていきたいところ。

　03年以降は第1戦に勝利した7チームが日本一になっている。果たして今日の初戦を取って勢いをつけるのはどちらのチームだろうか。

【両先発の主要打者との今季の対戦成績】

●メッセンジャー
内川聖一（3打数無安打）
中村晃（3打数無安打）
柳田悠岐（4打数2安打）
李大浩（6打数3安打）

●スタンリッジ
鳥谷敬（3打数無安打）
マートン（4打数無安打）
ゴメス（4打数無安打）
上本博紀（3打数1安打）