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日本シリーズ開幕直前 過去の”逆シリーズ男”を振り返る

 25日から始まる日本シリーズは、11年ぶりにソフトバンクと阪神の顔合わせとなった。それぞれパ・リーグ1位とセ・リーグ2位通過チーム同士の対戦だが、CSで戦った試合数は互いに6試合。各ステージをストレートで勝ち上がった阪神は中6日、ファイナル最終戦まで戦ったソフトバンクは中4日で日本シリーズを迎える。

 試合勘を取り戻す難しさは、過去の結果を見てもよくわかる。シーズンを支えてきた主力から快音が消え、シリーズ中盤までヒットが出なければ“逆シリーズ男”と不名誉なレッテルを貼られる。2000年以降の主な“逆シリーズ男”は以下の通りだ。

2000年以降の日本シリーズで“逆シリーズ男”と呼ばれた主力選手

2000年:松中信彦(ダイエー) vs巨人
【日本シリーズ成績】6試合 打率.052 1本塁打2打点
【シーズン成績】130試合 打率.312 30本塁打106打点

2001年:礒部公一(近鉄) vsヤクルト
【日本シリーズ成績】5試合 打率.000 0本塁打0打点
【シーズン成績】140試合 打率.320 17本塁打95打点

2002年:和田一浩(西武) vs巨人
【日本シリーズ成績】4試合 打率.000 0本塁打0打点
【シーズン成績】115試合 打率.319 33本塁打81打点

2005年:金本知憲(阪神) vsロッテ
【日本シリーズ成績】4試合 打率.077 0本塁打0打点
【シーズン成績】146試合 打率.327 40本塁打125打点

2007年:稲葉篤紀(日本ハム) vs中日
【日本シリーズ成績】5試合 打率.059 0本塁打0打点
【シーズン成績】137試合 打率.334 17本塁打87打点

2013年:阿部慎之助(巨人) vs楽天
【日本シリーズ成績】7試合 打率.091 0本塁打1打点
【シーズン成績】135試合 打率.296 32本塁打91打点

 00年シーズンMVPに輝いたダイエー・松中は、巨人との第1戦に2点本塁打を放ち勝利に貢献するも、その後は無安打。チームも敵地で2連勝スタートを切ったが、そこから4連敗を喫した。02年の西武・和田は、初戦の1打席目にセンター前に抜けそうな打球を巨人の二塁・仁志の好捕に阻まれそのまま無安打。最後まで調子を取り戻せず、チームも4連敗であっさりと敗れ去った。

 阪神では05年に精神的支柱だった金本が、打率.077とロッテ投手陣に抑え込まれ4連敗。特に千葉マリンスタジアムで行われた初戦、初回に一死一、二塁のチャンスで打席には入るも、6-4-3の併殺に倒れ先制ならず。その裏、逆に“シリーズ男”と呼ばれる2番今江に先制弾を浴び1-10の大敗。2戦目以降も見せ場を作れず、こちらも4連敗で日本一を逃がした。

 今季のCSでも阪神に4連敗を喫した巨人は、阿部と坂本が互いに2安打ずつ(1本塁打含む)に封じられ、足元をすくわれた。やはり経験豊富な選手でも、短期決戦でのアジャストは難しい。どの選手も早めにHランプを点灯させ、地に足つけてシリーズを戦いたいところだ。
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