ワールドシリーズ第3戦
● ジャイアンツ 2 － 3 ロイヤルズ ○
＜現地時間10月24日　AT＆Tパーク＞

　ジャイアンツとロイヤルズのワールドシリーズ第3戦が現地24日に行われ、ビジターゲームを戦うロイヤルズが接戦に勝利。これで通算制成績を2勝1敗とした。ベンチスタートなった青木宣親は最後まで出番がなく、ワールドシリーズ初安打は明日以降に持ち越しとなった。

　この試合は指名打者を置かないナ・リーグのルールを採用。すると、打線を組み替えてきたロイヤルズの攻撃がいきなり機能した。ロイヤルズは初回、1番エスコバルがレフトへの二塁打を放ちチャンスメイクすると、この試合2番に入ったゴードンがファーストゴロを放ち一死三塁。ここで3番ケーンがショートへゴロを放つと、三塁ランナーのエスコバルが快速を飛ばし先制のホームを踏んだ。

　ロイヤルズは1－0で迎えた6回にも、エスコバルのヒットを皮切りに、ゴードンのワールドシリーズ初安打となる二塁打で2点目。さらに4番ホズマーにも同シリーズ初安打となるタイムリーが飛び出し、リードを3点に広げた。

　投げても先発のガスリーが好投。5回まで二塁すら踏ませぬ好投で6回途中を2失点。その後は、勝ちパターンのヘレラ、デービス、ホランドに加え、この日は1点差の7回途中からマウンドに上がった左腕フィネガンも好投し、得意の接戦をモノにした。

　一方のジャイアンツは、打線が沈黙しわずか4安打。1番ブランコ、2番パニック、3番ポージーの上位陣が揃って無安打に倒れ、ほとんど見せ場を作れなかった。