ニュース 2014.10.29. 12:36

打線爆発のロイヤルズが3勝3敗のタイに 先発復帰の青木も打点付きのWS初安打

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ワールドシリーズ第6戦の2回に、同シリーズ初安打となる適時打を放つロイヤルズ・青木 [Getty Images]
ワールドシリーズ第6戦
○ ロイヤルズ 10 - 0 ジャイアンツ ●
<現地時間10月28日 カウフマン・スタジアム>

 ロイヤルズとジャイアンツのワールドシリーズ(WS)第6戦が現地28日に行われ、10-0と圧勝したロイヤルズが通算成績を3勝3敗のタイに戻した。4試合ぶりに「2番・右翼」でスタメン復帰した青木宣親も、2回に同シリーズ初安打となる貴重なタイムリーを記録。これでワールドチャンピオンの行方は、明日の第7戦にもつれ込んだ。

 ロイヤルズ2回、先頭の6番ゴードンからの3連打で1点を先制すると、一死満塁の場面で、ここまでワールドシリーズ9打数無安打の青木に打席が巡ってきた。青木は簡単に追い込まれるも、そこから粘り7球目をレフト前へ。これがチーム2点目のタイムリーとなり、青木は同シリーズ初ヒットとともに初打点をマークした。

 一気に火の付いたロイヤルズ打線は、続くケーン、ホズマー、バトラーも連続タイムリーで続きこの回だけで一挙7得点。3回にも、ケーンのこの試合3打点目となるタイムリーで8点目を奪い、序盤からワンサイドゲームに持ち込んだ。

 投げても先発のベンチュラが、立ち上がりから躍動感溢れるピッチングでジャイアンツ打線を圧倒。打線の援護にも恵まれた23歳の剛速球右腕は、その後も同シリーズ1試合平均5.4得点をマークしているジャイアンツ打線に得点を許さず、7回無失点の好投でチームを勝利に導いた。

 青木は3回の3打席目が四球、5回の4打席目はセカンドゴロと、初回の三振も含め、この日は3打数1安打1打点の内容。タイムリーだけではなく、3回のチャンスメイクに5回の進塁打と、シーズン中から見せてきた献身的な働きでチームの大勝に貢献。6回の守備から好守のダイソンと交代しベンチに退いた。

 一方、2年ぶりの世界一へ王手をかけて臨んだジャイアンツだったが、先発・ピービが2回途中5失点と大誤算。打線もロイヤルズ投手陣の前に1点も奪えず、見せ場なく敗れた。

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