今日、ワールドシリーズは移動日となっており試合が行われなかった。ここまで5戦を終了し、ジャイアンツが3勝2敗とリード。ロイヤルズは王手をかけられ、ホームであるカンザスシティへと帰ってきた。
負けたら終わりの残り2戦、29年ぶりのプレーオフに沸く本拠地ファンからの圧倒的な声援を受けての戦いとなることは心強いが、ここにきてロイヤルズにある不安要素が浮上した。
公式サイト『MLB.com』に掲載された「ロイヤルズは“テイラー・スウィフトの呪い”に打ち克つことができるのか」なる記事。ここで取り上げられた“ある法則”が現地で話題を呼んでいる。
テイラー・スウィフトとは24歳のアメリカ人女性歌手。米国・経済誌『フォーブス』が2012年に発表した「30歳未満で最も稼いだセレブ」のランキングではジャスティン・ビーバーやレディー・ガガを抑えて堂々の1位にランクインするなど世界中から絶大な支持を集める人気歌手である。
記事では、ワイルドカードを劇的勝利で勝ち上がり、そのまま地区シリーズ、リーグ優勝決定シリーズと駆け上がってきたロイヤルズがここに来て崖っぷちに追い詰められたのは、テイラー・スウィフトの力だと述べられている。
と言うのも、過去のジャイアンツの世界一とテイラー・スウィフトの活動が重なっているというのだ。
2010年の10月25日、テイラー・スウィフトが3rdスタジオ・アルバム「Speak now」をリリース。初週で100万枚の売上を達成し、ビルボードチャートでも1位に輝いた。するとその2日後の10月27日、ワールドシリーズ初戦を戦ったジャイアンツは11-7でレンジャーズに勝利。その後、2・4・5戦目で勝利したジャイアンツがサンフランシスコに移転後初となる世界一に輝いた。
その2年後の2012年、10月22日にテイラー・スウィフトが4thスタジオ・アルバム「Red」をリリース。こちらも初週でミリオンを達成し、ビルボードチャートで1位に輝く。するとまたもその2日後、10月24日にワールドシリーズ初戦を迎えたジャイアンツはサンドバルの3本塁打などでタイガースを8-3で下すと、一気に4連勝。3年間で2度目となる世界一の栄冠を手にした。
そして今年もテイラー・スウィフトは10月27日に5thスタジオ・アルバム「1989」をリリース。今年はワールドシリーズの戦いがすでに始まってからのリリースとなったが、ここまでジャイアンツが3勝2敗でシリーズをリードしている。これを現地では「テイラー・スウィフトの力だ!」とし、「このままジャイアンツが6戦目か7戦目で勝利し、アルバムも3作連続でミリオンとビルボード1位に輝くことだろう」と述べている。
ちなみにデビュー・アルバム「Taylor Swift」は2006年10月24日に発売。ワールドシリーズの戦いが始まった後のリリースで、ジャイアンツはこの年地区3位に終わっている。2ndアルバムの「Fearless」は2008年11月11日、MLBの全日程終了後のリリースであったが、この年もジャイアンツは地区4位に終わり、プレーオフにすら出場していない。
こう見ると、なんのことはないテイラー・スウィフトが2年毎にアルバムを発表していて、ジャイアンツがこのところ2年毎にワールドシリーズに出場し、勝っているというだけのことである。“呪い”と呼ぶほどのものでもないが、今年も2010年、2012年と同じような結果になったとしたら、少し不気味にも思えてくる。
日本では悪いことはすべて妖怪のせいにして笑い飛ばしてしまうというのが流行りだが、ロイヤルズにとってはようやく29年ぶりに掴んだチャンス、“呪い”や“ジンクス”のせいにして笑い飛ばして終わらせることなどできまい。
吉兆を打ち破り、29年ぶりの世界一へ。明日から再開のワールドシリーズ、ロイヤルズの巻き返しに注目だ。
負けたら終わりの残り2戦、29年ぶりのプレーオフに沸く本拠地ファンからの圧倒的な声援を受けての戦いとなることは心強いが、ここにきてロイヤルズにある不安要素が浮上した。
テイラー・スウィフトとは24歳のアメリカ人女性歌手。米国・経済誌『フォーブス』が2012年に発表した「30歳未満で最も稼いだセレブ」のランキングではジャスティン・ビーバーやレディー・ガガを抑えて堂々の1位にランクインするなど世界中から絶大な支持を集める人気歌手である。
記事では、ワイルドカードを劇的勝利で勝ち上がり、そのまま地区シリーズ、リーグ優勝決定シリーズと駆け上がってきたロイヤルズがここに来て崖っぷちに追い詰められたのは、テイラー・スウィフトの力だと述べられている。
と言うのも、過去のジャイアンツの世界一とテイラー・スウィフトの活動が重なっているというのだ。
2010年の10月25日、テイラー・スウィフトが3rdスタジオ・アルバム「Speak now」をリリース。初週で100万枚の売上を達成し、ビルボードチャートでも1位に輝いた。するとその2日後の10月27日、ワールドシリーズ初戦を戦ったジャイアンツは11-7でレンジャーズに勝利。その後、2・4・5戦目で勝利したジャイアンツがサンフランシスコに移転後初となる世界一に輝いた。
その2年後の2012年、10月22日にテイラー・スウィフトが4thスタジオ・アルバム「Red」をリリース。こちらも初週でミリオンを達成し、ビルボードチャートで1位に輝く。するとまたもその2日後、10月24日にワールドシリーズ初戦を迎えたジャイアンツはサンドバルの3本塁打などでタイガースを8-3で下すと、一気に4連勝。3年間で2度目となる世界一の栄冠を手にした。
そして今年もテイラー・スウィフトは10月27日に5thスタジオ・アルバム「1989」をリリース。今年はワールドシリーズの戦いがすでに始まってからのリリースとなったが、ここまでジャイアンツが3勝2敗でシリーズをリードしている。これを現地では「テイラー・スウィフトの力だ!」とし、「このままジャイアンツが6戦目か7戦目で勝利し、アルバムも3作連続でミリオンとビルボード1位に輝くことだろう」と述べている。
ちなみにデビュー・アルバム「Taylor Swift」は2006年10月24日に発売。ワールドシリーズの戦いが始まった後のリリースで、ジャイアンツはこの年地区3位に終わっている。2ndアルバムの「Fearless」は2008年11月11日、MLBの全日程終了後のリリースであったが、この年もジャイアンツは地区4位に終わり、プレーオフにすら出場していない。
こう見ると、なんのことはないテイラー・スウィフトが2年毎にアルバムを発表していて、ジャイアンツがこのところ2年毎にワールドシリーズに出場し、勝っているというだけのことである。“呪い”と呼ぶほどのものでもないが、今年も2010年、2012年と同じような結果になったとしたら、少し不気味にも思えてくる。
日本では悪いことはすべて妖怪のせいにして笑い飛ばしてしまうというのが流行りだが、ロイヤルズにとってはようやく29年ぶりに掴んだチャンス、“呪い”や“ジンクス”のせいにして笑い飛ばして終わらせることなどできまい。
吉兆を打ち破り、29年ぶりの世界一へ。明日から再開のワールドシリーズ、ロイヤルズの巻き返しに注目だ。