ソフトバンクの秋山監督がヤフオクドーム最終戦に臨む。現在、日本シリーズで3勝1敗と王手をかけているソフトバンクだが、第6戦以降にもつれれば、舞台は再び甲子園に戻る。すなわち今季限りでの辞任を発表している秋山監督にとっては、今日の第5戦が本拠地ラストゲームとなる可能性が高い(一部例外あり)。
もう負けられない阪神は、第1戦の勝利投手、メッセンジャーを中4日で予告先発に立ててきた。ソフトバンクも初戦に先発したスタンリッジを中4日で起用し、第6戦・武田、第7戦・大隣との公算もあったが、首脳陣はシーズン序盤に苦しんだ摂津の起用を選択した。
今季も3年連続で開幕投手を務め、4年連続の2ケタ勝利にも到達した摂津だが、5月上旬に「右肩の筋疲労」により登録抹消。その影響か、復帰後も本来の安定した投球を継続することができず、最終盤のオリックスとの直接対決で6回7失点。日本ハムとのCSファイナルステージ第3戦でも2回7失点(自責点4)と炎上するなど、自身3連敗の状態で今日の先発マウンドに上がる。
だが秋山監督は、摂津に限らず初戦にスタンリッジ、第4戦に中田と、シーズン中からローテーションを支えてきた両右腕を迷わず先発マウンドに送り込んだ。摂津も不調とはいえ、勝利数はスタンリッジと中田の11勝に次ぐ10勝。この起用に、摂津としては結果で応えたいところだ。
そして何より、指揮官の監督就任と同時にドラフト5位で入団した摂津は、投手陣の中では秋山政権最大の功労者と言える。1年目と2年目は、中継ぎとして2年連続の70試合登板。先発に転向した3年目以降は、今季に至るまで4年連続の2ケタ勝利と抜群の貢献度を誇る。
さらに11年の中日との日本シリーズでは、先発した第3戦で勝利投手になったあと、第5戦、第7戦で中継ぎ登板。投手力勝負となった同シリーズでフル回転し、秋山政権初の日本一に大きく貢献した。
今回の摂津投入には、秋山監督の親心も見え隠れする。それに愛弟子が応え本拠地で胴上げすることができれば、ソフトバンクにとって最高のエンディングとなる。
もう負けられない阪神は、第1戦の勝利投手、メッセンジャーを中4日で予告先発に立ててきた。ソフトバンクも初戦に先発したスタンリッジを中4日で起用し、第6戦・武田、第7戦・大隣との公算もあったが、首脳陣はシーズン序盤に苦しんだ摂津の起用を選択した。
今季も3年連続で開幕投手を務め、4年連続の2ケタ勝利にも到達した摂津だが、5月上旬に「右肩の筋疲労」により登録抹消。その影響か、復帰後も本来の安定した投球を継続することができず、最終盤のオリックスとの直接対決で6回7失点。日本ハムとのCSファイナルステージ第3戦でも2回7失点(自責点4)と炎上するなど、自身3連敗の状態で今日の先発マウンドに上がる。
だが秋山監督は、摂津に限らず初戦にスタンリッジ、第4戦に中田と、シーズン中からローテーションを支えてきた両右腕を迷わず先発マウンドに送り込んだ。摂津も不調とはいえ、勝利数はスタンリッジと中田の11勝に次ぐ10勝。この起用に、摂津としては結果で応えたいところだ。
そして何より、指揮官の監督就任と同時にドラフト5位で入団した摂津は、投手陣の中では秋山政権最大の功労者と言える。1年目と2年目は、中継ぎとして2年連続の70試合登板。先発に転向した3年目以降は、今季に至るまで4年連続の2ケタ勝利と抜群の貢献度を誇る。
さらに11年の中日との日本シリーズでは、先発した第3戦で勝利投手になったあと、第5戦、第7戦で中継ぎ登板。投手力勝負となった同シリーズでフル回転し、秋山政権初の日本一に大きく貢献した。
今回の摂津投入には、秋山監督の親心も見え隠れする。それに愛弟子が応え本拠地で胴上げすることができれば、ソフトバンクにとって最高のエンディングとなる。