各地で大きな動きが見られた6日、日本ハムは大引啓次がFA権の行使を表明。糸井嘉男や木佐貫洋らを巻き込んだ大型トレードによって日本ハムへと移ってから2年で退団が濃厚となった。以下6日のまとめ。

大引啓次（日本ハム）【FA宣言】

内野手　8年目/30歳　今季推定年俸：7000万
経歴：波速高－法大－オリックス（07年～12年）－日本ハム（13年～）
今季成績：132試合 打率.245 本塁打5 打点47
通算成績：895試合 打率.254 本塁打27 打点231

　6日、FA権の行使を表明。日本ハムは宣言後の残留も認めているが、可能性は限りなく低い。早くから獲得に積極的な姿勢を見せるヤクルトが移籍先の有力候補。

能見篤史（阪神）【宣言残留】

投手　10年目/35歳　今季推定年俸：1億5000万
経歴：鳥取城北高－大阪ガス－阪神（05年～）
今季成績：26試合 9勝13敗0S 防御率3.99
通算成績：237試合 73勝57敗0S 防御率3.17

　6日、FA権を行使しての残留を表明。権利を行使して球団と契約した場合、次にFA権を取得できるのは出場登録日数が4シーズンに達した時となるため、能見は少なくとも4年間は阪神の選手として戦うことが決定した。今後順調に日数を消化したとして、次にFA権を取得するのは39歳を迎えるシーズン。事実上の生涯阪神宣言ともとれる。

木村昇吾（広島）【残留】

内野手　12年目/34歳　年俸：3100万
経歴：尽誠学園高－愛知学院大－横浜（03年～07年）－広島（08年～）
今季成績：101試合 打率.261 本塁打1 打点13
通算成績：620試合 打率.264 本塁打3 打点58

　6日、FA権を行使せず、残留することを表明。2度の交渉では渋い表情も見せたが、3度目の交渉で決意を固めた。

武田勝（日本ハム）【残留】

投手　9年目/36歳　今季推定年俸：1億7000万
経歴：関東一高－立正大－シダックス－日本ハム（06年～）
今季成績：25試合 3勝4敗0S 防御率5.98
通算成績：234試合 79勝59敗1S 防御率2.93

　6日、FA権を行使せずに残留を表明。今季は苦しいシーズンを送った左腕は来季の巻き返しを誓う。