ニュース 2014.11.08. 22:19

若き侍ジャパンがコールドで大勝!阪神期待の20歳・北條が逆転3ラン含む4打点の活躍

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逆転3ラン含む2安打4打点の大暴れを見せた阪神期待の20歳・北條史也[Getty Images]
IBAF 21Uワールドカップ 1次リーグ・グループB第2戦
● ベネズエラ 1 - 11 侍ジャパン ○ 
※大会規定により7回コールド。
<11月8日 台中インターコンチネンタルスタジアム>

 7日に開幕した21歳以下の若手選手たちによる野球の国際大会、「IBAF 21Uワールドカップ」。1次リーグの第2戦が台中インターコンチネンタルスタジアムで行われ、侍ジャパンがベネズエラに11-1でコールド勝ち。昨日の初戦に続いて2連勝を飾った。

 序盤はベネズエラ先発左腕・デュランの100キロ台後半の緩い変化球を打ちあぐね、スコアボードに「0」を並べた侍ジャパン。ずるずると嫌な展開で進んだこの試合、流れを一変させたのが阪神タイガース所属の2年目20歳・北條史也の一振りだった。

 0-1と1点ビハインドの4回、二死一二塁の場面で打席に入ると、外寄りの緩い変化球を完璧に捕えた打球はレフトフェンスを越える逆転の3ラン。侍ジャパンが一発で試合をひっくり返した。

 その後はベネズエラの先発・デュランが降板した5回に、制球の定まらない2番手・ベガスと3番手・チャパーロからわずか1安打で満塁のチャンスを作ると、その後ワイルドピッチ、タイムリーエラー、ワイルドピッチで計4点を追加。労せずして試合を決定づけた。

 侍ジャパンの先発は日本ハムの上沢直之。序盤から毎回走者を背負う苦しい投球を強いられ、2回には6番のロンガに左翼線を破られる二塁打で先制を許す。それでもフォークを武器に毎回の9奪三振を奪い、苦しみながらも最少失点でまとめて5回1失点の力投。今年ローテーション投手としてシーズン8勝をマークしたその貫録を見せた。

 その後は7回にまたも制球の定まらないベネズエラ4番手・ヘルナンデスと5番手・カブレラを攻めたて、代打・辻東倫(巨人)の適時打、北條のこの日4打点目となる適時打、さらに相手のワイルドピッチとエラーで合計4点を挙げ、11-1と点差を10点に広げた。

 継投に入った侍ジャパンは6回を田口麗斗、7回は平良拳太郎(ともに巨人)が無失点で抑え、大会規定の7回以降10点差でコールド勝ち。2連勝を飾った。

 なお侍ジャパンの次戦は明日、日本時間午後1時30分からオランダとの試合が予定されている。
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