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松坂が語った日本復帰、大谷、先発へのこだわり…【入団会見・一問一答】

 5日、松坂大輔投手が福岡ソフトバンクホークスへの入団会見を行なった。9年ぶりとなる日本球界復帰へ、松坂と王貞治会長が入団に至った経緯や抱負などを語っている。以下、入団会見全文。

―― 9年ぶりの日本球界復帰となりました、まずいまの気持ちからお聞かせください。

 「ソフトバンクさんに連絡をいただいたときから、自分が日本に戻るという実感が全然沸かなかったんですけど、今日こうして正式に決まったということで、やっと戻るんだという実感が出てきました」

―― 期待と不安、そういった面に関してはいかがでしょうか。

 「もちろん両方あります。みなさんから期待されていることも十分感じていますし、それに対して自分は応えなければいけない。応える自信があるので日本に戻る決断をしました。不安はありますけど、プレーしていく中で打ち消していけたらいいなと思っています」

―― 改めていろいろな選択肢の中から日本球界、その中でホークスを選んだ理由を聞かせてください。

 「いろいろ選択肢はありましたけど、最初から獲得したいという信念というか、そういうものにまったくブレがなかった。そして、話していく中で、本当に世界一のチームを目指しているんだな、と強く感じて、そこにすごく魅力を感じて、僕もその中でひとつのピースになれたらいいなと思いました」

―― ホークスの印象についてはどのようなものを

 「とにかく、安定した強さを誇るチーム。日本でプレーしていたときも一番大変な、厄介な打線でしたけど、投げるのが一番楽しみなチームでもありました。まさか福岡に来るとは思っていなかったですけど、昔から強いチーム、バランスのとれたいいチームという印象です」

―― 工藤新監督とお話は

 「まだ直接は話していないんですけど、僕の方も聞きたいことがたくさんあるので、お会いできるのを楽しみにしています」

―― 工藤監督の印象というのは、どういったものをお持ちですか。

 「選手としての印象しかないんですけど、長く一線級でやられた方なので、それに関して聞きたいことはたくさんありますし、僕がこれからもう少し長くやるためにも、いろいろ聞きたいことがあります。…答えになっていないですね。どんな人…頭の良い方ですね」

―― アメリカでは、日本のプロ野球に関してどのような情報を

 「ほとんど映像で見ることがないので、ニュースで知る程度でした。僕がいた時に対戦したり、プレーした選手はいますけど、ほとんど情報が無いに等しいので、そこら辺は映像をもらえるように関係者の方にお願いしたいですね」

―― どなたか投げ合いたい、対戦したい選手というのはいらっしゃいますか。

 「実際にプレーしているところをほとんど見ていないので…いま強いて言えば大谷くんなんかは、見てみたいなと思いますし、彼はバッターとしても優秀なので、対戦するのもひとつの楽しみにしたいと思います」

―― ファンの皆さんは、9年前よりも進化した松坂投手に期待されていますが。

 「昔より速いボールを投げるのは難しいんでしょうけど、まだまだファンのみなさんに、自分のピッチングを見ることができてよかったな、と思ってもらえるようなものは出せると思っているので、シーズンを楽しみにしておいてもらいたいですね」

―― メジャーでは先発、リリーフと経験してきましたが、来年ホークスではどうお考えですか。

 「工藤さんと話をしていないのですが、先発をやるつもりでしっかり準備したいです」

―― 来シーズンの目標として、いま思っているものは

 「チームの目標である連覇、その力になれるように自分のことも一生懸命やっていきたいと思います」

―― 具体的な数字、こだわるタイトルなどがありましたら

 「一年間自分が出せるものを出すことができれば、そういうのはついてくると思っていますので、一年間しっかり働けるように。そうすればおのずと結果はついてくると思います」

―― 新しい背番号に関してはいかがでしょうか。

 「ちょうど(新垣)渚がいなくなって(※)、空いた18番を受け継ぐことができたんですけど、渚の方にも連絡をさせてもらって、『つけさせてもらうよ』って話しをしたところ、『他の人じゃなくて大輔でよかったよ』と言ってもらえたので、大事に使わせてもらうよと、そう伝えました」
 ※今シーズン途中トレードでヤクルトへ移籍

―― 18番というのには、やはりこだわりが

 「はい。この番号をつけてプレーしてきたので」

―― 日本のファン、ホークスファンへ向けて、メッセージをお願いします。

 「たくさんの期待をしていただいていると思うので、それにしっかり応えます。シーズンを楽しみにしておいてください」


―― 先発へのこだわりについて、改めて教えて下さい。

 「小さい時からずっと先発をやってきましたし、メッツに行って中継ぎをやらされることもありましたけど、難しさは感じましたけど、そこにやりがいをまだ感じることができなかった。やはりぼくはまだまだ先発がやりたい。先発ができるという気持ちがある間はずっと先発にこだわってやっていきたいと思っています」

―― 期待と不安という話がありましたが、手術をしたヒジの状態、いまは何%くらいと言えるでしょうか。

 「具体的な数字を上げるのは難しいですが、手術を受けて3年が経ちました。僕の中では年々状態が良くなっています。(身体的には)今年が一番手応えを感じていました。そういう意味では、投げることに関しては不安なくやっていけると思っています」

―― ファンには“松坂投手は本当に大丈夫なのか”という声もあるかと思いますが。

 「そう思われているのは、ここ数年の数字を見てもらえたら当然のことだと思っています。2015年のシーズンが終わる頃には、その心配はいらなかったな、と思ってもらえるようにやりたいと思っていますし、できると思っています」

―― 具体的に、工藤監督に聞きたいこととは。

 「まだまだ長く現役を続けたいので、ただ単純にその部分を。工藤さんが経験されてきたことを、直接お話をして聞きたいと思います。右と左の違いは有りますけど、技術的にもまだまだ学べることがたくさんあると思うので、キャンプ中にたくさん話しをしたいと思っています」

―― 大リーグで8年間プレーして得られたこと、また日本でプレーするにあたってどういったことを追い求めていきたいとお考えですか。

 「この場で簡単に説明できるようなものではないと思います。…良いボールも、つらいことも経験してきましたけど、日本にいたら経験できなかったことをアメリカで経験出来たというのは言えますね。日本では…なんでしょう。出てこないですね。保留で」

―― 王会長が見る、今年の松坂投手の状態というのはいかがですか。

 「投げている姿からも、そういった不安のようなものは感じていません。手術をすると丸々2年はかかるとは言うけど、むしろ強くなると聞いています。実際ホークスにもそういう投手がいますので、そういった意味では全然不安には感じていません。そういうこと抜きに全力で投げてくれると思っています」

―― メジャーでの経験を経て、ピッチングスタイルに変化はあるのでしょうか。

 「若い時とは一緒ではないと思っています。最初の日本での8年間とは、違う形になると思います。日本のバッターに対しての情報がまだまだあまりない状態なので、映像を見ながら考えていくんでしょうし、その中でガラリと変えるのか、いわゆるベースとなるものは変わらないのか。もうすこし時間をかけてということになると思います」


王貞治会長

 「松坂投手の入団会見に、このように多くの方々に集まっていただいてありがとうございます。それと同時に、さすが松坂くんの入団会見だなぁと、それだけ関心が高いんだということを感じています。いろいろな競争が合った中で入団してもらえてよかったなと感じています。今年、連覇を狙うホークス投手陣の中心として頑張ってもらえると確信しておりますので、プレッシャーはあるとは思いますが、頑張ってほしいと思います」
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