現地時間12月8日に始まったウィンター・ミーティングが終了。今年も多くの選手が移籍を決めた4日間であったが、ここでは現地時間12月8日と9日の第1日、2日の主要な移籍を振り返る。

　後半に比べると動きの数自体は少なかったとは言え、今オフ“ビッグ3”と呼ばれ争奪戦となったアスレチックスの左腕ジョン・レスターの移籍が決定するなど、大きな注目を集めた前半2日間のまとめは以下の通り。


【第1日・ホワイトソックスの大補強】
＜移籍＞
● デービッド・ロバートソン（ヤンキース→ホワイトソックス）
　投手　右投右打　29歳
・4年総額4600万ドル（約54億6000万円）で移籍。
→抑え1年目ながら63試合に登板し、39セーブを挙げる活躍。

● ジェーソン・ハメル（アスレチックス→カブス）
　投手　右投右打　32歳
・2年総額1800万ドル（約21億3000万円）で移籍。
☆今季途中トレードでアスレチックスへ移り、再びカブスへ復帰。2チームに跨がり10勝、防御率3.47。

＜トレード＞

アスレチックス

ブランドン・モス
　内野手　右投左打　31歳
　↑↓

インディアンス

ジョー・ウェンドル（マイナー）
　内野手　右投左打　24歳
☆今季25本塁打の大砲と、期待の若手内野手の交換トレード

アスレチックス

ジェフ・サマージャ
　投手　右投右打　29歳
マイケル・イノア
　投手　右投右打　23歳
　↑↓

ホワイトソックス

クリス・バシット
　投手　右投右打　25歳
ジョシュ・フェグリー
　捕手　右投右打　26歳
ランジェル・ラベロ
　内野手　右投右打　22歳　
マーカス・セミエン
　内野手　右投右打　24歳
☆ホワイトソックスが若手選手4人とのトレードで、今季8勝のサマージャを獲得。


【第2日・“ビッグ3”の一角がついに動く】
＜移籍＞
● ジョン・レスター（アスレチックス→カブス）
　投手　左投左打　30歳
・6年総額1億5500万ドル（約184億2000万円）で移籍
☆今季はレッドソックス、アスレチックスの2チームで合計16勝11敗、防御率2.46。

● アルベルト・カヤスポ（アスレチックス→ブレーブス）
　内野手　右投両打　31歳
・1年300万ドル（約3億5600万円）で移籍。
☆内野ならどこでもこなすユーティリティープレーヤー。

＜契約延長＞
● フランシスコ・リリアーノ（パイレーツ）
　投手　左投左打　31歳
・FAとなったが、3年総額3900万ドル（約46億3000万円）で契約延長。
☆貴重な先発左腕として今季は7勝10敗、防御率3.38。

＜トレード＞

ダイヤモンドバックス

ミゲル・モンテロ
　捕手　右投左打　31歳
　↑↓

カブス

ジェファーソン・メヒア（マイナー）
　投手　右投右打　20歳
ザック・ゴッドリー（マイナー）
　投手　右投右打　24歳
☆カブスが若手投手2人を放出し、オールスターにも選出された捕手・モンテロを獲得。