ニュース 2014.12.17. 11:13

NPB参戦に興味を示したカプアーノがヤンキースと再契約 気になる黒田の去就は…?

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日米野球で好投を見せ、日本でプレーすることも噂されたカプアーノがヤンキースと再契約[Getty Images]
 現地時間16日、ヤンキースはチームからFAとなっていたクリス・カプアーノと再契約で合意したことを発表。『MLB.com』によると、契約は単年500万ドル(約5億8400万円)とのこと。

 カプアーノは、11月に行われた日米野球でMLBオールスターチームの一員として来日。日米野球に先駆けて行われた阪神・巨人連合チームとの日本プロ野球80周年記念試合で4回無失点、東京ドームでの日米野球第4戦では5回無失点とそれぞれ好投した。

 チームの同僚である黒田博樹の野球に対する姿勢に感銘を受けたと言うカプアーノは、「日本でプレーすることも大きな選択肢の一つだ」と語っており、来シーズンの日本球界参戦に前向きであることが報道され、その動向に注目が集まっていた。

 しかし、ヤンキースはFAとなっていた先発投手のブランドン・マッカーシーがドジャースへ移籍。これ以上のスターターの流失は避けなければならず、カプアーノと再び契約を結び直したという格好だ。これでヤンキースは田中将大、C.C.サバシア、マイケル・ピネダ、イバン・ノバ、そしてカプアーノと先発が5枚揃うことになる。

 そこで気になるのが、黒田の去就。ヤンキースのキャッシュマンGMが「私たちと一緒にプレーし続けてほしい」と再契約に意欲を見せれば、古巣ドジャースの編成部フリードマン氏も「すばらしい投手。決断を待っている」とコメントを残しており、両者とも黒田との契約に意欲を見せていたが、その間にドジャースはマッカーシーを獲得し、ヤンキースはカプアーノと再契約。先発を5枚整えた。

 ヤンキースには、ケガ明けの田中やサバシア、ノバら年間通してローテーションを守れるのか不安視される投手が少なくないが、チームは今FA市場の目玉投手であるマックス・シャーザーの獲得に意欲を見せており、もし獲得に成功すればバックアップを含めた先発は6枚。黒田との再契約の可能性は限りなく低くなる。

 日本復帰や、引退説まで囁かれる日米通算182勝右腕の去就や、いかに…。

【再契約】
● クリス・カプアーノ
 投手 左投左打 36歳
→単年500万ドル(約約5億8400万円)で再契約
今季成績:40試合 97回1/3 3勝4敗 防御率4.35

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