ちょうど1年前、野球界ではなにが起こっていたのかを振り返っていく「1年前の答え合わせ」。
12月19日と言うと、1978年のこの日に国連総会で「ブエノスアイレス行動計画」が承認されたことから、途上国相互の協力を目指す“国際南南協力デー”として記念日に認定されている日である。
野球熱も徐々に落ち着いてくる12月後半ではあるが、果たして2013年の12月19日、野球界ではどのような出来事が起こっていたのだろうか。1年前の答え合わせは以下の通り。
● 楽天・鉄平とオリックス・後藤光尊の交換トレードが発表
内野手の層を厚くしたい楽天と、打線強化が課題だったオリックスの思惑が合致し、チームを代表する選手同士のトレードが実現。鉄平は「中日で5年間くすぶっていた僕を取っていただき、大きな転機だった。僕の野球人生そのものと言っていいぐらいでした」と振り返り、「寂しくないといえばウソですが、職業野球はこういうもの。環境を変えて、キャリアハイの成績を残す可能性はあると思っています」と自信を語った。
→ 鉄平は中日から楽天に移籍した06年以降で最低の50試合の出場に留まり、打率は.227と苦しいシーズン。同様に後藤も54試合の出場で打率はキャリア最低の.203。不慣れなレフトを守るなど、こちらも思うようなシーズンとは程遠かった。
● 厳冬更改も保留者ゼロだった中日 でも、荒木はある選手の“大甘”査定に不満?
総額8億円超えとも言われる大幅コストカットに成功した落合GMのオレ竜更改が話題に。自身も(年俸1億円以上選手の)減額制限いっぱいとなる40%ダウンでの更改となった中日・荒木雅博は、トークショーである選手(?)の査定について言及。その選手とは、球団マスコットのドアラ。
ホームゲームで7回終了時に行うバック転の成績が23勝26敗と絶不調であったことに加え、8月の練習で左手中指を骨折し、1カ月半に及ぶ戦線離脱もあったのにも関わらず、(年俸1億円未満選手の)減額制限いっぱいとなる25%ダウンであったことに対し、「いや、限額制限を超えててもいいでしょう? だって今年は全然働いてないし、バック転も失敗ばかりだったもん」と指摘。会場の笑いを誘った。ちなみにドアラの年俸は1キロの食パン。25%ダウンの750グラムでサインした。
→ 巻き返しに燃えるドアラであったが、6月21日にナゴヤドームで行われたロッテ戦の7回裏、バック転を試みた際に着地に失敗。右足首を負傷した。25日にナゴヤドームで記者会見したドアラは、「じんたい損傷です」と説明。それでも「自分の心は折れません」と早期復帰に意欲を見せたが、結局復帰までに2ヵ月を要した。ちなみに今年の契約更改は、まだ行われていない。
● 阪神・上本、「料理が上手な人が好き」 その翌月…!?
阪神の新選手会長となった上本博紀が大阪・富田林市の「四天王寺和らぎ苑」を訪問。西岡剛という大きな壁を前にわずか25試合の出場に留まった上本は、「出場できるなら、どこでも出場したい」とし、外野挑戦の意欲も見せ、レギュラー奪取を誓った。また、質問コーナーでは好きなタイプを聞かれた上本は、「料理が上手な人が好き」と回答。会場を沸かせた。
→ 年が明けて1月、上本の結婚が発覚。お相手はアニメ「それいけ!アンパンマン」に登場するキャラクター「ドキンちゃん」似の一般女性で、「結婚したからといって野球に取り組む姿勢は変わりません。今まで通りやるべきことをしっかりやっていく」と開幕へ向けて闘志を燃やした。
すると、開幕直後に西岡剛が負傷離脱。上本はそのチャンスを見事モノにし、ブレイク。西岡が復帰した後もセカンドのポジションを明け渡すことなく、131試合に出場して打率.276、7本塁打、38打点をマーク。まさに飛躍の一年となった。
● DeNA・モーガン退団 弱肩がネック、金銭面での折り合いも…
DeNAを盛り上げたナイジャー・モーガンの退団が決定。103試合に出場し、打率.294をマーク。手で“T”の文字を作るパフォーマンスや、ヒーローインタビューでの「アバヨーーー!」など、強烈な個性とハッスルプレーで横浜のファンを魅了したが、肩の弱さがネックとなり、梶谷を外野へコンバートするチーム事情や金銭面の事情から自由契約となった。
→ アメリカに戻り、インディアンスとマイナー契約を結んだモーガン。見事に開幕メジャー入りを果たすも、5月の試合中に膝を負傷。8月にチームを自由契約となっていた。そして、モーガンは今オフ、韓国のハンファ・イーグルスと1年契約を締結。来季から舞台を韓国に移し、プレーすることとなった。
12月19日と言うと、1978年のこの日に国連総会で「ブエノスアイレス行動計画」が承認されたことから、途上国相互の協力を目指す“国際南南協力デー”として記念日に認定されている日である。
野球熱も徐々に落ち着いてくる12月後半ではあるが、果たして2013年の12月19日、野球界ではどのような出来事が起こっていたのだろうか。1年前の答え合わせは以下の通り。
● 楽天・鉄平とオリックス・後藤光尊の交換トレードが発表
内野手の層を厚くしたい楽天と、打線強化が課題だったオリックスの思惑が合致し、チームを代表する選手同士のトレードが実現。鉄平は「中日で5年間くすぶっていた僕を取っていただき、大きな転機だった。僕の野球人生そのものと言っていいぐらいでした」と振り返り、「寂しくないといえばウソですが、職業野球はこういうもの。環境を変えて、キャリアハイの成績を残す可能性はあると思っています」と自信を語った。
→ 鉄平は中日から楽天に移籍した06年以降で最低の50試合の出場に留まり、打率は.227と苦しいシーズン。同様に後藤も54試合の出場で打率はキャリア最低の.203。不慣れなレフトを守るなど、こちらも思うようなシーズンとは程遠かった。
● 厳冬更改も保留者ゼロだった中日 でも、荒木はある選手の“大甘”査定に不満?
総額8億円超えとも言われる大幅コストカットに成功した落合GMのオレ竜更改が話題に。自身も(年俸1億円以上選手の)減額制限いっぱいとなる40%ダウンでの更改となった中日・荒木雅博は、トークショーである選手(?)の査定について言及。その選手とは、球団マスコットのドアラ。
ホームゲームで7回終了時に行うバック転の成績が23勝26敗と絶不調であったことに加え、8月の練習で左手中指を骨折し、1カ月半に及ぶ戦線離脱もあったのにも関わらず、(年俸1億円未満選手の)減額制限いっぱいとなる25%ダウンであったことに対し、「いや、限額制限を超えててもいいでしょう? だって今年は全然働いてないし、バック転も失敗ばかりだったもん」と指摘。会場の笑いを誘った。ちなみにドアラの年俸は1キロの食パン。25%ダウンの750グラムでサインした。
→ 巻き返しに燃えるドアラであったが、6月21日にナゴヤドームで行われたロッテ戦の7回裏、バック転を試みた際に着地に失敗。右足首を負傷した。25日にナゴヤドームで記者会見したドアラは、「じんたい損傷です」と説明。それでも「自分の心は折れません」と早期復帰に意欲を見せたが、結局復帰までに2ヵ月を要した。ちなみに今年の契約更改は、まだ行われていない。
● 阪神・上本、「料理が上手な人が好き」 その翌月…!?
阪神の新選手会長となった上本博紀が大阪・富田林市の「四天王寺和らぎ苑」を訪問。西岡剛という大きな壁を前にわずか25試合の出場に留まった上本は、「出場できるなら、どこでも出場したい」とし、外野挑戦の意欲も見せ、レギュラー奪取を誓った。また、質問コーナーでは好きなタイプを聞かれた上本は、「料理が上手な人が好き」と回答。会場を沸かせた。
→ 年が明けて1月、上本の結婚が発覚。お相手はアニメ「それいけ!アンパンマン」に登場するキャラクター「ドキンちゃん」似の一般女性で、「結婚したからといって野球に取り組む姿勢は変わりません。今まで通りやるべきことをしっかりやっていく」と開幕へ向けて闘志を燃やした。
すると、開幕直後に西岡剛が負傷離脱。上本はそのチャンスを見事モノにし、ブレイク。西岡が復帰した後もセカンドのポジションを明け渡すことなく、131試合に出場して打率.276、7本塁打、38打点をマーク。まさに飛躍の一年となった。
● DeNA・モーガン退団 弱肩がネック、金銭面での折り合いも…
DeNAを盛り上げたナイジャー・モーガンの退団が決定。103試合に出場し、打率.294をマーク。手で“T”の文字を作るパフォーマンスや、ヒーローインタビューでの「アバヨーーー!」など、強烈な個性とハッスルプレーで横浜のファンを魅了したが、肩の弱さがネックとなり、梶谷を外野へコンバートするチーム事情や金銭面の事情から自由契約となった。
→ アメリカに戻り、インディアンスとマイナー契約を結んだモーガン。見事に開幕メジャー入りを果たすも、5月の試合中に膝を負傷。8月にチームを自由契約となっていた。そして、モーガンは今オフ、韓国のハンファ・イーグルスと1年契約を締結。来季から舞台を韓国に移し、プレーすることとなった。