ニュース 2014.12.20. 14:14

新主将就任の巨人・坂本 停滞感を打破し“2代目若大将”襲名なるか

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今季は侍ジャパンでも活躍した巨人・坂本 [Getty Images]
 巨人の坂本勇人が19日、球団事務所で契約更改に臨み、4千万円アップとなる2億2千万円(推定)でサインした。

 今季は序盤に首を痛め、5月1日のヤクルト戦でスタメン落ち。同試合の6回に代走で出場したが、「代走で出場しただけでは連続試合出場とはならない」との野球規則10・23の適用により、09年から継続していた連続試合出場が662試合で途切れた。

 さらにチームメイトの不調も重ねり、今季は年間を通して打順が固定されなかった坂本。終わってみれば打率.279、16本塁打、61打点と不本意な成績に終わり、打率は前年の.265に続き、2年連続で.280以下に沈んだ。

 もともと早打ちタイプのため打率に波が出やすく、その結果、打席数の多い上位を任されながらも四球数は2年連続で55止まり。打率.311をマークした12年も39四球と、坂本はキャリアを通して出塁率が.360を超えた年がない。今のスタイルを貫くならば、やはり3割はクリアしてほしいところだ。

 また来季からは、阿部慎之助に代わり第19代の主将を務めることも決まった。08年に松井秀喜氏以来となる10代での開幕スタメン入りを果たし、10年には高卒4年目で31本塁打を記録。球界でも希少な“打てるショート”として認知されてきたが、ここ数年は停滞感が否めない。

 契約更改の席で「打率に尽きる。中途半端だった」と反省を忘れなかった坂本。来季は新主将としてチームをリーグ4連覇へ導き、原監督の現役時代の代名詞であった「若大将」の名を襲名したいところだ。

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