ソフトバンクは23日、監督、コーチらが出席したスタッフ会議で、新シーズンへ向け3つの禁止事項を設定した。
その3つは『試合中のガム』『ツバ吐き』『弱音』。最後のネガティブ発言は「できません」「わかりません」「しょうがない」の3つがNGワードとなる。
工藤公康新監督は今回の措置について「一人の社会人として、恥ずかしくない振舞いと自覚を持ってもらう」と説明。さらに「日本一の連覇を狙えるのは12球団でホークスだけ」と力強く付け加え、就任1年目への意気込みを表現した。
3つの禁止事項で、最もチームに影響を与えそうなのが『試合中のガム』だ。ソフトバンクにはガムを噛んでいる選手が多く、その代表が7年連続で打率3割をクリアしている内川聖一。さらに松田宣浩、中村晃ら主力選手だけでなく、昨季一塁ベースコーチを務めた鳥越裕介内野守備走塁コーチも愛食するなど、チームに広く浸透していた。
「よく噛むことで脳が活発になる」という事実は、ある生理学研究所の実験でも立証されており、昨季の日本一というパフォーマンスにも少なからず好影響を与えたと考えられる。メジャーではガムとともにヒマワリの種が主流で、最近ではレッドソックスの田沢純一が広めたと言われる『ハイチュウ』も人気。試合中はほとんどの選手が口に何か含みながら試合に臨んでいる。
先日、ブルージェイズとマイナー契約を結んだ川崎宗則もガムを噛みながらプレーする選手の一人。日本では2000年からの11シーズンで10度の打率3割を達成した小笠原道大(中日)や、今季は侍ジャパンの4番としても活躍した中田翔(日本ハム)がガムを必須アイテムとしている。
また昨季、球団創設80周年に合わせ巨人もガムを禁止した。もともとプレー中に噛む選手は少なく、気分転換程度にベンチ内でたしなむ選手がほとんどだったが、それすら禁止した結果、チームとしてはリーグ3制覇を成し遂げたものの、野手で規定打席に到達し打率3割をクリアした者は皆無。投手陣も軒並み成績を落とし、わずか1年ではあるがガムロスの影響が個人成績に表れた。
それでもファンの間では「見栄えが悪い」「子どもたちに悪影響だから」と、禁止案に賛同する意見が多数。だが一方で、「時代錯誤」「こんなことしてるからいつまでたってもメジャーで通用する野手が出てこない」など、容認派の意見も根強い。
特に内川は現在、落合博満氏(現中日GM)と並び、右打者史上最長タイの7年連続打率3割を継続中。今年は新記録を狙う大事なシーズンとなるだけに、必須アイテムなしの影響が数字にどう出るか注目される。
その3つは『試合中のガム』『ツバ吐き』『弱音』。最後のネガティブ発言は「できません」「わかりません」「しょうがない」の3つがNGワードとなる。
工藤公康新監督は今回の措置について「一人の社会人として、恥ずかしくない振舞いと自覚を持ってもらう」と説明。さらに「日本一の連覇を狙えるのは12球団でホークスだけ」と力強く付け加え、就任1年目への意気込みを表現した。
3つの禁止事項で、最もチームに影響を与えそうなのが『試合中のガム』だ。ソフトバンクにはガムを噛んでいる選手が多く、その代表が7年連続で打率3割をクリアしている内川聖一。さらに松田宣浩、中村晃ら主力選手だけでなく、昨季一塁ベースコーチを務めた鳥越裕介内野守備走塁コーチも愛食するなど、チームに広く浸透していた。
「よく噛むことで脳が活発になる」という事実は、ある生理学研究所の実験でも立証されており、昨季の日本一というパフォーマンスにも少なからず好影響を与えたと考えられる。メジャーではガムとともにヒマワリの種が主流で、最近ではレッドソックスの田沢純一が広めたと言われる『ハイチュウ』も人気。試合中はほとんどの選手が口に何か含みながら試合に臨んでいる。
先日、ブルージェイズとマイナー契約を結んだ川崎宗則もガムを噛みながらプレーする選手の一人。日本では2000年からの11シーズンで10度の打率3割を達成した小笠原道大(中日)や、今季は侍ジャパンの4番としても活躍した中田翔(日本ハム)がガムを必須アイテムとしている。
また昨季、球団創設80周年に合わせ巨人もガムを禁止した。もともとプレー中に噛む選手は少なく、気分転換程度にベンチ内でたしなむ選手がほとんどだったが、それすら禁止した結果、チームとしてはリーグ3制覇を成し遂げたものの、野手で規定打席に到達し打率3割をクリアした者は皆無。投手陣も軒並み成績を落とし、わずか1年ではあるがガムロスの影響が個人成績に表れた。
それでもファンの間では「見栄えが悪い」「子どもたちに悪影響だから」と、禁止案に賛同する意見が多数。だが一方で、「時代錯誤」「こんなことしてるからいつまでたってもメジャーで通用する野手が出てこない」など、容認派の意見も根強い。
特に内川は現在、落合博満氏(現中日GM)と並び、右打者史上最長タイの7年連続打率3割を継続中。今年は新記録を狙う大事なシーズンとなるだけに、必須アイテムなしの影響が数字にどう出るか注目される。