ついに明日、2月1日にプロ野球の春季キャンプがスタートする。球春到来、これから約2ヵ月に渡って新シーズンへ向けた熾烈なポジション争いが繰り広げられるが、ここでは新たにプロの門を叩いた新人選手たちに注目したい。
これからプロとしての第一歩を踏み出す選手たちの中で、一軍スタートの権利を得たのは12球団合わせて30人。二軍スタートになった選手も含め、ここから何人が“開幕一軍”の切符を掴むことができるのか。
春季キャンプは、2月1日に12球団一斉スタート。夢を叶え、初めてのキャンプに挑む選手に注目だ。
ドラフトでは育成含め13人を指名したソフトバンクだが、高校時代に故障した肘の状態が気になるドラフト1位の松本裕樹(盛岡大付高)や、甲子園優勝投手の島袋洋奨(中央大)ら、ルーキーは全員B組(二軍)スタートとなっている。通常のドラフトで指名した5人中4人が高卒ということもあり、いきなり分厚い選手層に割って入っていくのは困難か。
ドラフト4位 高木伴(投手/NTT東日本)
ドラフト7位 西野真弘(内野手/JR東日本)
ドラフト8位 小田裕也(外野手/日本生命)
ドラフトで9人を指名したオリックスは4人がA組(一軍)に抜擢。社会人の即戦力選手が入った中、ドラ1左腕の山崎福が大卒で唯一のA組入りを果たしている。スピードと守備に一芸を持つ西野と小田は下位指名ではあるが、注目の存在。
ドラフトでは4球団競合の末、大学No.1投手の呼び声高い有原航平を獲得した日本ハムも、ルーキー9人は全員二軍スタート。9人中7人が高卒であり、すぐに一軍に上がる選手は少ないことが予想されるが、その中で唯一の社会人・室蘭シャークスからドラフト5位で指名された28歳のオールドルーキー・瀬川隼郎は、左が少ないというチーム事情も相まってチャンスは多くなりそう。
ドラフト2位 田中英祐(投手/京都大)
ドラフト4位 寺嶋寛大(捕手/創価大)
ドラフト6位 宮崎敦次(投手/広島国際学院大)
ドラフトで7人を指名したロッテは、大卒4人が一軍スタートの切符を掴んだ。中でも大きな注目を集めているのは史上初の京大卒プロ野球選手となった田中。話題性だけでなく実力も折り紙付きの右腕が、手薄な先発陣に1年目から食い込んで行けるのか注目が集まる。
ドラフトで5人、育成含めて6人を指名した西武も、ルーキーは全員B班(二軍)スタート。ドラフトでの入団ではないものの、“実質大卒ルーキー”の台湾人右腕・郭俊麟はA班に入っている。
ドラフト3位 福田将儀(外野手/中央大)
ドラフト5位 入野貴大(投手/徳島インディゴソックス)
ドラフト6位 加藤正志(投手/JR東日本東北)
ドラフトで7人、育成含めて9人を指名した楽天からは4人が一軍スタート。ヤクルトとの競合の末、獲得した安楽は今年の高卒ルーキーで唯一の一軍入りを果たしている。
ドラフト3位 高木勇人(投手/三菱重工名古屋)
ドラフトで4人、育成で4人を指名した巨人では、2人の投手が一軍入り。“和製サバシア”とにわかに話題のドラフト2位左腕・戸根は「非常に緊張しますが、このチャンスを生かせるように頑張りたいと思います」と決意を語っている。
ドラフト3位 江越大賀(外野手/駒沢大)
ドラフトでは5人の指名にとどまった阪神。ドラフト1位左腕の横山雄哉(新日鉄住金鹿島)は左胸鎖関節の炎症を起こし、二軍スタートとなったものの、即戦力右腕の石崎と、期待の大型外野手・江越が一軍入りを果たした。
ドラフト6位 飯田哲矢(投手/JR東日本)
ドラフトで育成含め9人を指名した広島からは2人が一軍メンバー入り。緒方孝市新監督がその素材にほれ込むドラフト1位の野間峻祥が、丸やロサリオら強力なライバルひしめく外野争いに挑む。
ドラフト2位 浜田智博(投手/九州産業大)
ドラフト3位 友永翔太(外野手/日本通運)
ドラフト4位 石川駿(内野手/JX-ENEOS)
ドラフト5位 加藤匠馬(捕手/青山学院大)
ドラフト6位 井領雅貴(外野手/JX-ENEOS)
ドラフト7位 遠藤一星(内野手/東京ガス)
ドラフト8位 山本雅士(投手/徳島インディゴソックス)
ドラフトで9人を指名し、今キャンプ最多8人のルーキーが一軍スタートとなった中日。21U・W杯では抑えとして活躍した即戦力右腕・野村はもちろんのこと、社会人球界で名を馳せた友永や石川、井領といった社会人出の即戦力選手たちがどれだけ生き残るか注目だ。
ドラフト3位 倉本寿彦(内野手/日本新薬)
ドラフト4位 福地元春(投手/三菱日立パワーシステムズ横浜)
ドラフト5位 山下幸輝(内野手/国学院大)
ドラフトでは育成含めて8人を指名したDeNA。抑え候補として期待の山崎康や、石井琢朗がかつて背負った「5」を受け継いだ即戦力内野手・倉本がポジション獲りに挑む。
ドラフトでは育成を含めて8人を指名したヤクルトだが、ルーキーは全員二軍スタートが決定。新人合同自主トレ期間中、実に5人が故障やインフルエンザなどで離脱したものの、即戦力として期待がかかるドラフト1位左腕の竹下真吾(ヤマハ)とドラフト4位・寺田哲也(香川オリーブガイナーズ)の2投手は見事に完走を果たしている。キャンプ中の昇格に期待したい。
これからプロとしての第一歩を踏み出す選手たちの中で、一軍スタートの権利を得たのは12球団合わせて30人。二軍スタートになった選手も含め、ここから何人が“開幕一軍”の切符を掴むことができるのか。
春季キャンプは、2月1日に12球団一斉スタート。夢を叶え、初めてのキャンプに挑む選手に注目だ。
ソフトバンク<0人>
オリックス<4人>
ドラフト1位 山崎福也(投手/明治大)ドラフト4位 高木伴(投手/NTT東日本)
ドラフト7位 西野真弘(内野手/JR東日本)
ドラフト8位 小田裕也(外野手/日本生命)
ドラフトで9人を指名したオリックスは4人がA組(一軍)に抜擢。社会人の即戦力選手が入った中、ドラ1左腕の山崎福が大卒で唯一のA組入りを果たしている。スピードと守備に一芸を持つ西野と小田は下位指名ではあるが、注目の存在。
日本ハム<0人>
ドラフトでは4球団競合の末、大学No.1投手の呼び声高い有原航平を獲得した日本ハムも、ルーキー9人は全員二軍スタート。9人中7人が高卒であり、すぐに一軍に上がる選手は少ないことが予想されるが、その中で唯一の社会人・室蘭シャークスからドラフト5位で指名された28歳のオールドルーキー・瀬川隼郎は、左が少ないというチーム事情も相まってチャンスは多くなりそう。
ロッテ<4人>
ドラフト1位 中村奨吾(内野手/早稲田大)ドラフト2位 田中英祐(投手/京都大)
ドラフト4位 寺嶋寛大(捕手/創価大)
ドラフト6位 宮崎敦次(投手/広島国際学院大)
ドラフトで7人を指名したロッテは、大卒4人が一軍スタートの切符を掴んだ。中でも大きな注目を集めているのは史上初の京大卒プロ野球選手となった田中。話題性だけでなく実力も折り紙付きの右腕が、手薄な先発陣に1年目から食い込んで行けるのか注目が集まる。
西武<0人>
ドラフトで5人、育成含めて6人を指名した西武も、ルーキーは全員B班(二軍)スタート。ドラフトでの入団ではないものの、“実質大卒ルーキー”の台湾人右腕・郭俊麟はA班に入っている。
楽天<4人>
ドラフト1位 安楽智大(投手/済美高)ドラフト3位 福田将儀(外野手/中央大)
ドラフト5位 入野貴大(投手/徳島インディゴソックス)
ドラフト6位 加藤正志(投手/JR東日本東北)
ドラフトで7人、育成含めて9人を指名した楽天からは4人が一軍スタート。ヤクルトとの競合の末、獲得した安楽は今年の高卒ルーキーで唯一の一軍入りを果たしている。
巨人<2人>
ドラフト2位 戸根千明(投手/日本大)ドラフト3位 高木勇人(投手/三菱重工名古屋)
ドラフトで4人、育成で4人を指名した巨人では、2人の投手が一軍入り。“和製サバシア”とにわかに話題のドラフト2位左腕・戸根は「非常に緊張しますが、このチャンスを生かせるように頑張りたいと思います」と決意を語っている。
阪神<2人>
ドラフト2位 石崎剛(投手/新日鉄住金鹿島)ドラフト3位 江越大賀(外野手/駒沢大)
ドラフトでは5人の指名にとどまった阪神。ドラフト1位左腕の横山雄哉(新日鉄住金鹿島)は左胸鎖関節の炎症を起こし、二軍スタートとなったものの、即戦力右腕の石崎と、期待の大型外野手・江越が一軍入りを果たした。
広島<2人>
ドラフト1位 野間峻祥(外野手/中部学院大)ドラフト6位 飯田哲矢(投手/JR東日本)
ドラフトで育成含め9人を指名した広島からは2人が一軍メンバー入り。緒方孝市新監督がその素材にほれ込むドラフト1位の野間峻祥が、丸やロサリオら強力なライバルひしめく外野争いに挑む。
中日<8人>
ドラフト1位 野村亮介(投手/三菱日立パワーシステムズ横浜)ドラフト2位 浜田智博(投手/九州産業大)
ドラフト3位 友永翔太(外野手/日本通運)
ドラフト4位 石川駿(内野手/JX-ENEOS)
ドラフト5位 加藤匠馬(捕手/青山学院大)
ドラフト6位 井領雅貴(外野手/JX-ENEOS)
ドラフト7位 遠藤一星(内野手/東京ガス)
ドラフト8位 山本雅士(投手/徳島インディゴソックス)
ドラフトで9人を指名し、今キャンプ最多8人のルーキーが一軍スタートとなった中日。21U・W杯では抑えとして活躍した即戦力右腕・野村はもちろんのこと、社会人球界で名を馳せた友永や石川、井領といった社会人出の即戦力選手たちがどれだけ生き残るか注目だ。
DeNA<4人>
ドラフト1位 山崎康晃(投手/亜細亜大)ドラフト3位 倉本寿彦(内野手/日本新薬)
ドラフト4位 福地元春(投手/三菱日立パワーシステムズ横浜)
ドラフト5位 山下幸輝(内野手/国学院大)
ドラフトでは育成含めて8人を指名したDeNA。抑え候補として期待の山崎康や、石井琢朗がかつて背負った「5」を受け継いだ即戦力内野手・倉本がポジション獲りに挑む。
ヤクルト<0人>
ドラフトでは育成を含めて8人を指名したヤクルトだが、ルーキーは全員二軍スタートが決定。新人合同自主トレ期間中、実に5人が故障やインフルエンザなどで離脱したものの、即戦力として期待がかかるドラフト1位左腕の竹下真吾(ヤマハ)とドラフト4位・寺田哲也(香川オリーブガイナーズ)の2投手は見事に完走を果たしている。キャンプ中の昇格に期待したい。