ニュース 2015.02.05. 18:00

若手の奮起が求められる阪神リリーフ陣 勝利の方程式に割って入る投手は出てくるのか?

 阪神は前回のリーグ優勝から10年が経った。当時はシーツ、金本知憲、今岡誠のクリーンアップトリオなど打線の破壊力が抜群だったが、それ以上にリリーフ陣の強さも驚異的だった。特に勝ちパターンのジェフ・ウィリアムス、藤川球児、久保田智之の頭文字を取ったJFKがマウンドに上がると、相手チームが戦意喪失するほどだった。

 あれから10年が経過し、阪神のリリーフ事情は変わった。ウィリアムスと久保田は現役を引退し、藤川は2013年から活躍の舞台を海外に移した。その間、若手リリーフ陣も西村憲(2014年に戦力外)、榎田大樹、渡辺亮などが台頭した年もあったが、登板過多などでその地位を確立するものは現れなかった。

 結局昨季の勝ちパターンはベテランの安藤優也、福原忍、守護神に呉昇桓と年齢が30代を超えた陣容に落ち着き、昨季20代の投手で40試合以上に登板した投手は金田和之しかいない。その金田も今季先発転向が噂されている。リーグ優勝するためにも、リリーフ陣の出来が大きく左右するだけに、若手リリーフ陣の奮起が求められる。

 その中でも勝利の方程式の一角として期待されるのが、4年目の松田遼馬。2013年には18イニング連続無失点を記録した右腕は、昨季右肘痛で出遅れたこともあり、6試合の登板にとどまった。それでも、クライマックス・シリーズ、日本シリーズでは力強いストレートで打者をねじ伏せるなど持っているポテンシャルは高い。今キャンプは二軍スタートになったが、故障がなければ開幕からセットアッパーの座も見えてくるはずだ。

 また、昨季チーム事情によりリリーフに最転向した榎田も、勝ちパターンに割って入りたいところ。入団1年目の2011年には、62試合に登板して33ホールドをマークした実力者。先発に転向した2013年、そして昨年と思うような結果を残すことができなかったが、再びリリーフ一本となる今季、安藤、福原を脅かす存在になりたい。
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