昨年、日米野球界を巻き込むトレンドとなった“キューバ旋風”。今年も次なるスター候補のヤスマニ・トマスがダイアモンドバックスと6年総額6850万ドルという超大型契約を締結するなど、その勢いは留まるところを知らない。
加えて、今年からキューバとの国交正常化を目指すアメリカ政府の方針変更により、キューバ人選手は亡命することなく、書類1枚でFAとなることが認められた。門戸も広がり、この旋風は今後も続いていくことが予想される。
そんな中、MLBのチームが次なるターゲットとしているのがヨアン・モンカダという選手。“Cuban phenom”(キューバの天才)と評される19歳はセカンド、ショートを主戦場とする内野手で、最も強く関心を寄せていると言われるのがヤンキースだ。
ロビンソン・カノを放出し、デレク・ジーターが引退した内野陣は名実ともに弱点になるポジション。そこに彗星のごとく現れた次世代のスーパースターになり得る逸材に積極的な興味を寄せるている。
地元メディア『ニューヨークポスト』によると、現地時間の17日の夜、ヤンキースはモンカダと2度目のワークアウトを行った。
しかし、ヤンキースの首脳陣たちはモンカダを気に入っていることを認めながらも、獲得を即決することはできずにいる。背景にあるのが、2011年に締結されたMLBの新労使協定だ。
ざっくり言うと、この協定が結ばれたことで「23歳以下でプロ経験が5年未満の海外選手」の獲得に関して上限金が設定されるようになった。上限金を超過したチームには罰金が課せられ、超過額が大きくなれば翌年から同じような状況が発生したときに選手の獲得が行えなくなってしまう。
モンカダに対してはヤンキースのほかにもドジャースやパドレス、レッドソックスも興味を抱いているということが報じられているが、罰金はともかくとして、今後もキューバから有望な選手が流出してくることが予想される中で、その獲得競争に参戦することができなくなるということが大きな障壁となっているのだ。
それでも、走攻守すべてにおいて高い評価を誇り、「Next ロビンソン・カノ」の呼び声高い19歳には、ペナルティーも承知の上で特攻するべきだとの声も少なくなく、争奪戦は必至。果たして、キューバの新星の行方は…。
ポジション:内野手
投/打:右投/両打
身長/体重:188センチ / 93キロ
加えて、今年からキューバとの国交正常化を目指すアメリカ政府の方針変更により、キューバ人選手は亡命することなく、書類1枚でFAとなることが認められた。門戸も広がり、この旋風は今後も続いていくことが予想される。
そんな中、MLBのチームが次なるターゲットとしているのがヨアン・モンカダという選手。“Cuban phenom”(キューバの天才)と評される19歳はセカンド、ショートを主戦場とする内野手で、最も強く関心を寄せていると言われるのがヤンキースだ。
ロビンソン・カノを放出し、デレク・ジーターが引退した内野陣は名実ともに弱点になるポジション。そこに彗星のごとく現れた次世代のスーパースターになり得る逸材に積極的な興味を寄せるている。
地元メディア『ニューヨークポスト』によると、現地時間の17日の夜、ヤンキースはモンカダと2度目のワークアウトを行った。
しかし、ヤンキースの首脳陣たちはモンカダを気に入っていることを認めながらも、獲得を即決することはできずにいる。背景にあるのが、2011年に締結されたMLBの新労使協定だ。
ざっくり言うと、この協定が結ばれたことで「23歳以下でプロ経験が5年未満の海外選手」の獲得に関して上限金が設定されるようになった。上限金を超過したチームには罰金が課せられ、超過額が大きくなれば翌年から同じような状況が発生したときに選手の獲得が行えなくなってしまう。
モンカダに対してはヤンキースのほかにもドジャースやパドレス、レッドソックスも興味を抱いているということが報じられているが、罰金はともかくとして、今後もキューバから有望な選手が流出してくることが予想される中で、その獲得競争に参戦することができなくなるということが大きな障壁となっているのだ。
それでも、走攻守すべてにおいて高い評価を誇り、「Next ロビンソン・カノ」の呼び声高い19歳には、ペナルティーも承知の上で特攻するべきだとの声も少なくなく、争奪戦は必至。果たして、キューバの新星の行方は…。
ヨアン・モンカダ
生年月日:1995年5月27日ポジション:内野手
投/打:右投/両打
身長/体重:188センチ / 93キロ