26日に春季キャンプを打ち上げたソフトバンクの工藤公康監督は、開幕投手の名前を明かさなかったが、摂津正が4年連続で開幕投手を務めることが決定。日本ハムの大谷翔平も20日に栗山英樹監督から通達を受けた。開幕投手の決定、内定者がでていきている球団がある中、これから発表される球団もある。

　ヤクルトは真中満監督が開幕投手を明言していないが、昨季開幕投手を務めた小川泰弘が有力。小川はキャンプ中に左脇腹の張りを訴え、19日の阪神との練習試合の登板を回避。調整遅れが心配されたが、キャンプ最終日の26日にはブルペンで投球練習を行った。小川は28日の巨人とのオープン戦に登板予定で、投球に問題がなければ真中監督から開幕投手を伝達される見込みだ。

　その一方で、ロッテは伊東勤監督がキャンプ打ち上げの20日に、開幕投手について「まだ決めていない」と話しており、オープン戦の状態を見て開幕投手を決めそうだ。昨季まで5年連続開幕投手を務めた成瀬善久がFAでヤクルトへ移籍したこともあり、涌井秀章、石川歩、唐川侑己らで“大役”を争うことになる。

　プロ野球公式戦開幕まで残り28日。開幕投手が決定していない球団は、どの投手がシーズン最初のマウンドを託されるのだろうか。

【開幕投手決定・内定者】
摂津正（ソフトバンク）
金子千尋（オリックス）
大谷翔平（日本ハム）
岸孝之（西武）
メッセンジャー（阪神）
前田健太（広島）
久保康友（DeNA）

【開幕投手有力候補】
涌井秀章、石川歩、唐川侑己（ロッテ）
則本昂大（楽天）
菅野智之、内海哲也、杉内俊哉（巨人）
山井大介、吉見一起、大野雄大（中日）
小川泰弘（ヤクルト）