東京六大学、東都出身の選手が、プロ入りすることが多い。そこで、2000年以降で東京六大学、東都で30勝以上挙げた投手がプロ入り後、どのような成績を残しているのか振り返っていきたい。
一番プロで活躍しているのは広島の野村祐輔だろう。明大時代は1年春からベンチ入りし、秋のリーグ戦ではシーズン防御率0.00を記録。4年時には、東京六大学史上7人目の30勝300奪三振を達成し、同年秋に行われたドラフト会議で広島から1位指名を受け入団。
プロ入り後も、1年目から先発ローテーション入り。持ち前のコントロールを武器に打者を手玉に取り、9勝をマーク。防御率は1.98と、セ・リーグの新人では46年ぶりに防御率1点台を記録し、新人王に選出された。2年目は初の二桁12勝。昨季は7勝に終わったが、今季も先発の一人として活躍の期待がかかる。
一方で、プロでは大学時代の力を発揮できずにいる投手もいる。現役ではソフトバンクの大場翔太が代表的。大場は東洋大時代、4年春にリーグタイ記録の9勝、秋には8勝を挙げ、同大学では初となる春秋連覇に大きく貢献。自身も春秋連続でMVPに輝く活躍を見せた。07年の大学・社会人ドラフト会議では6球団から1位指名を受け、ソフトバンクに入団した。
プロ入り初登板の3月23日の楽天戦で、無四球完封勝利。4月5日のロッテ戦では16奪三振で、2度目の無四球完封と最高のスタートを切るも、調子を落とし3勝止まり。その後、11年に7勝を挙げたが、昨季は10年以来、1勝も挙げることができず正念場を迎えている。
斎藤佑樹(早大→日本ハム)
大学通算:試61 31勝15敗 防1.77
プロ通算:試45 13勝16敗 防3.66
野村祐輔(明大→広島)
大学通算:試65 30勝12敗 防1.92
プロ通算:試69 28勝25敗 防3.19
加藤幹典(慶大→ヤクルト)
大学通算:試64 30勝17敗 防2.14
プロ通算:試23 1勝3敗 防9.13
●東都
東浜巨(亜大→ソフトバンク)
大学通算:試62 35勝19敗 防1.31
プロ通算:試12 5勝3敗 防3.38
大場翔太(東洋大→ソフトバンク)
大学通算:試62 33勝11敗 防2.13
プロ通算:試85 15勝21敗 防4.39
山岸穣(青学大→西武→ヤクルト)
大学通算:試72 32勝21敗 防1.97
プロ通算:試76 6勝4敗1S 防4.06
*大学通算はリーグ戦成績
一番プロで活躍しているのは広島の野村祐輔だろう。明大時代は1年春からベンチ入りし、秋のリーグ戦ではシーズン防御率0.00を記録。4年時には、東京六大学史上7人目の30勝300奪三振を達成し、同年秋に行われたドラフト会議で広島から1位指名を受け入団。
プロ入り後も、1年目から先発ローテーション入り。持ち前のコントロールを武器に打者を手玉に取り、9勝をマーク。防御率は1.98と、セ・リーグの新人では46年ぶりに防御率1点台を記録し、新人王に選出された。2年目は初の二桁12勝。昨季は7勝に終わったが、今季も先発の一人として活躍の期待がかかる。
一方で、プロでは大学時代の力を発揮できずにいる投手もいる。現役ではソフトバンクの大場翔太が代表的。大場は東洋大時代、4年春にリーグタイ記録の9勝、秋には8勝を挙げ、同大学では初となる春秋連覇に大きく貢献。自身も春秋連続でMVPに輝く活躍を見せた。07年の大学・社会人ドラフト会議では6球団から1位指名を受け、ソフトバンクに入団した。
プロ入り初登板の3月23日の楽天戦で、無四球完封勝利。4月5日のロッテ戦では16奪三振で、2度目の無四球完封と最高のスタートを切るも、調子を落とし3勝止まり。その後、11年に7勝を挙げたが、昨季は10年以来、1勝も挙げることができず正念場を迎えている。
2000年以降で東京六大学、東都で30勝を挙げた投手(NPB経験者に限る)
●東京六大学斎藤佑樹(早大→日本ハム)
大学通算:試61 31勝15敗 防1.77
プロ通算:試45 13勝16敗 防3.66
野村祐輔(明大→広島)
大学通算:試65 30勝12敗 防1.92
プロ通算:試69 28勝25敗 防3.19
加藤幹典(慶大→ヤクルト)
大学通算:試64 30勝17敗 防2.14
プロ通算:試23 1勝3敗 防9.13
●東都
東浜巨(亜大→ソフトバンク)
大学通算:試62 35勝19敗 防1.31
プロ通算:試12 5勝3敗 防3.38
大場翔太(東洋大→ソフトバンク)
大学通算:試62 33勝11敗 防2.13
プロ通算:試85 15勝21敗 防4.39
山岸穣(青学大→西武→ヤクルト)
大学通算:試72 32勝21敗 防1.97
プロ通算:試76 6勝4敗1S 防4.06
*大学通算はリーグ戦成績