昨季50試合以上登板した投手はセ・パあわせて34人。各球団に3人近くいるということを考えれば、多いような印象を受ける。ただ、肩や肘の消耗が激しく、チーム内でも入れ替わりが激しいリリーフ投手。そこで、NPBに所属する現役投手で、連続50試合登板以上を継続中の投手を紹介していきたい。

NPBで最も継続が長い投手は山口鉄也（巨人）と宮西尚生（日本ハム）の7年連続だ。特に山口は史上初となる7年連続60試合登板を記録している鉄人ぶり。登板数だけでなく投球も安定していて、防御率3点台以上は2度しかない。3連覇中の巨人には欠かすことのできない絶対的セットアッパーだ。

宮西はルーキーイヤーから継続中。12年には勝利の方程式の一角として、自己最多の66試合に登板。39ホールド、防御率2.25と好成績を残し、リーグ優勝に貢献した。昨季も62試合に登板するなど7年間で415試合に登板している。

ちなみに、中日の守護神・岩瀬仁紀は13年まで新人から15年連続50試合以上登板を記録。その間に最優秀中継ぎ3回、最多セーブ5回獲得している。

○○年連続50試合登板以上を継続している投手たち

山口鉄也（7年連続）
08年：67試合
09年：73試合
10年：73試合
11年：60試合
12年：72試合
13年：64試合
14年：60試合

宮西尚生（7年連続）
08年：50試合
09年：58試合
10年：61試合
11年：61試合
12年：66試合
13年：57試合
14年：62試合

平野佳寿（5年連続）
10年：63試合
11年：72試合
12年：70試合
13年：60試合
14年：62試合

福原忍（4年連続）
11年：55試合
12年：60試合
13年：50試合
14年：60試合

森福允彦（4年連続）
11年：60試合
12年：65試合
13年：57試合
14年：58試合

増井浩俊（4年連続）
11年：56試合
12年：73試合
13年：66試合
14年：56試合

山本哲哉（3年連続）
12年：50試合
13年：64試合
14年：52試合

ミコライオ（3年連続）
12年：61試合
13年：57試合
14年：51試合

益田直也（3年連続）
12年：72試合
13年：68試合
14年：52試合

マシソン（2年連続）
13年：63試合
14年：64試合

安藤優也（2年連続）
13年：58試合
14年：53試合

佐藤達也（2年連続）
13年：67試合
14年：67試合

サファテ（2年連続）
13年：58試合
14年：64試合

五十嵐亮太（2年連続）
13年：51試合
14年：63試合

比嘉幹貴（2年連続）
13年：59試合
14年：62試合