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セ・リーグで起こる『捕手』の世代交代

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相川が抜けて正捕手として期待されるヤクルトの中村悠平©BASEBALLKING
 巨人で長年正捕手を務めた阿部慎之助がファーストにコンバートされた。その他のセ・リーグの球団を見渡しても、若手が伸びてきており、捕手の世代交代が起こりそうだ。

 3月10日、11日に行われる欧州代表との強化試合に、広島の会沢翼が日本代表に選出された。広島の正捕手といえば、ベテランの石原慶幸が務めてきたが、昨季後半から打撃を売りにする会沢がスタメンに定着。昨年は65に出場して打率.307、10本塁打30打点の成績を残した。オフには背番号が『64』から名捕手が付ける『27』に変更。今季は、若手投手陣を引っぱり、レギュラーを不動のモノにしたい。

 ヤクルトの中村悠平も正捕手として期待される。昨季は故障で離脱することなく1年間健康に過ごし、自己最多の98試合に出場。打率も.298をマーク。打撃では良い結果を残したが、守備では許した盗塁数が多く課題を残した。これまでは、相川亮二とともに併用で起用されてきたが、その相川がFAで巨人へ移籍。今季は1年間フル出場が求められる。

 阪神の梅野隆太郎も正捕手争いに名乗りを挙げている。ルーキーイヤーの昨季、チーム最多の67試合でスタメンマスクを被った。しかし、シーズン終盤にはベテランの鶴岡一成、藤井彰人に出番を譲り、クライマックスシリーズは出場なし。日本シリーズではマスクを被るも、不本意な形で1年目を終えた。2年目の今季はここまでオープン戦5試合中、4試合でスタメン出場している。チームとしても、長年正捕手を固定できていないだけに、若い梅野に正捕手の座を奪って欲しいところだろう。

 また巨人は小林誠司と相川が正捕手を争い、中日も谷繁元信選手兼任監督が、今年の12月で45歳を迎えることを考えるとフル出場は難しい。捕手の世代交代が多く予想される今季、期待の若手たちはベテランを押しのけ正捕手の座を掴むことができるのだろうか。
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