ニュース 2015.03.29. 11:00

大阪桐蔭が常総学院に逆転勝ち 史上5校目の夏春連覇へあと2つ

【第87回選抜高校野球大会・9日目】
○ 大阪桐蔭 5 - 3 常総学院 ●
<3月29日 準々決勝>

 東西を代表する実力校同士の対決は、終盤に試合をひっくり返した大阪桐蔭に軍配。接戦の末に準々決勝を突破し、史上5校目の夏春連覇へあと2勝とした。

 大阪桐蔭は2-3と1点を追う7回、二死一塁から8番吉沢のこの日3安打目となるタイムリー二塁打で同点。なおも続くチャンスで9番田中は力のないショートゴロに打ち取られたが、これを常総学院(茨城)のショート・皆神が後逸し、思わぬ形で逆転に成功した。

 大阪桐蔭は続く8回にも二死一、三塁から6番谷口がレフト前へ弾き返し貴重な追加点。打線が終盤に勝負強さを発揮し、試合巧者ぶりを発揮した。

 エースの田中は初回に先頭打者弾を浴びるなど、この日は降りしきる雨の影響もあり制球に苦しんだ。過去2戦で計14奪三振もこの日は0。それでも粘りの投球で138球を投げ抜き、3試合連続の完投勝利を達成した。

 対する常総学院は、1番宇草の史上12人目となる先頭打者弾で幸先よく先制。その後も先手を奪う展開に持ち込んだが、終盤に守備が乱れ痛恨の逆転負け。佐々木監督は試合後「(敗因は)やはりエラーですね。夏に向けて大きな課題ができました」と肩を落とした。
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