ニュース 2015.03.21. 15:07

夏春連覇狙う大阪桐蔭が完勝発進! 注目右腕・勝俣を完全攻略

○ 大阪桐蔭 8 - 0 東海大菅生 ●
<3月21日 第87回センバツ高等学校野球大会 1回戦>

 史上5校目の夏春連覇を狙う大阪桐蔭が、東海大菅生(東京)に快勝。10安打8得点と打線が爆発すれば、投げても昨夏の全国制覇を知るエース・田中が完封。投打ともに東京王者を圧倒し、2回戦へ駒を進めた。

 大阪桐蔭は初回、二死一、二塁から5番藤井がセンター前タイムリーを放ち先制。その後、再び二死満塁とチャンスを広げると、7番原田が押し出し四球を選び2点目を加えた。攻撃の手の緩めない昨夏王者は、3回にも藤井のこの日2打点目となるタイムリー三塁打などで一挙3得点。4回にも4番青柳のタイムリー二塁打で6点目を挙げ、東海大菅生の注目右腕・勝俣をノックアウトした。

 投げても背番号『1』を背負い甲子園に戻ってきた田中が4安打完封。右打者のアウトコースに沈むチェンジアップと90キロ台のカーブを効果的に使い、相手打線に的を絞らせなかった。守っても好守が光った大阪桐蔭。投打とも隙のない試合運びで、センバツ大会の初戦はこれで負けなしの7連勝となった。

 一方の東海大菅生は、大黒柱の勝俣がマウンドで力を発揮できず。真っ直ぐ、変化球ともに甘くなったボールを痛打され、4回途中6失点で降板した。打線も田中の緩急に最後まで苦しみ、悔しい完封負けを喫した。
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