ニュース 2015.03.03. 12:30

一流プレーヤーを最も輩出している県とは…

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日本球界復帰の黒田博樹の出身地と言えば・・・ ©BASEBALLKING
 “一流”とは、「その分野での第一等の地位を持つ人間のこと」を指す。基準は様々であるが、プロ野球界の中で最もポピュラーであると言えるのが『年俸1億円』というボーダーになる。

 今シーズン、プロ野球界でいわゆる“1億円プレーヤー”と呼ばれる選手は12球団で67人も存在している。今回は、その中で最も多くの選手を送り出した県と機関を調査した。
 
 出身地では、大阪が7名の1億円プレーヤーを輩出し、堂々の第1位に輝いた。選手を見ると、今年アメリカから帰ってきた黒田博樹や、西武の主砲・中村剛也、広島のエース・前田健太に西岡剛、松井稼頭央、山井大介、大引啓次といったそうそうたるメンバー。その年俸総額は7人で16億4000万円に上る。

 大阪は機関で見ても5人を輩出したPL学園と3人を輩出した大阪桐蔭を擁しており、野球界における“王国”と呼ぶにふさわしい結果となった。

 大阪に続くのが5名で並ぶ京都と兵庫。人数が並んだ場合は年俸総額が多い方を上位とし、例で挙げた主な選手の順序も推定年俸が高い選手から並べている。

 67人もいる割には、接戦となった今回のランキング。来年になって振り返った時、これがどれだけ変わっているのか。新たなスターの誕生に期待を抱きながら新シーズンを見て行きたい。
(※金額はすべて推定)

現役1億円プレーヤーを多く輩出している都道府県

1位 大阪 【7人=計16億4000万円】
例・黒田博樹(広島)、中村剛也(西武)、前田健太(広島)

2位 京都 【5人=計13億5440万円】
例・内海哲也(巨人)、糸井嘉男(オリックス)、平野佳寿(オリックス)

3位 兵庫 【5人=計11億3000万円】
例・中島裕之(オリックス)、栗山巧(西武)、坂本勇人(巨人)

4位 福岡 【4人=計11億3000万円】
例・杉内俊哉(巨人)、村田修一(巨人)、本多雄一(ソフトバンク)

5位 東京 【4人=計10億8000万円】
例・鳥谷敬(阪神)、松坂大輔(ソフトバンク)、井口資仁(ロッテ)

6位 千葉 【4人=計10億3000万円】
例・阿部慎之助(巨人)、涌井秀章(ロッテ)、高橋由伸(巨人)

7位 神奈川 【4人=7億4000万円】
例・山口鉄也(巨人)、森野将彦(中日)、平野恵一(オリックス)

8位 愛知 【4人=計6億9000万円】
例・岩瀬仁紀(中日)、森福允彦(ソフトバンク)、浅尾拓也(中日)

9位 広島 【4人=計5億5000万円】
例・中田翔(日本ハム)、西村健太朗(巨人)、福原忍(阪神)

10位 秋田 【3人=計7億3000万円】
例・摂津正(ソフトバンク)、石川雅規(ヤクルト)、後藤光尊(楽天)

11位 岐阜 【3人=計4億2000万円】
例・和田一浩(中日)、嶋基宏(楽天)、石原慶幸(広島)


現役1億円プレーヤーを多く輩出している機関

1位 PL学園高校 【5人】
→ 前田健太(広島)、今江敏晃(ロッテ)、松井稼頭央(楽天)、福留孝介(阪神)、サブロー(ロッテ)

2位 横浜高校 【3人】
→ 松坂大輔(ソフトバンク)、涌井秀章(ロッテ)、成瀬善久(ヤクルト)

3位 大阪桐蔭高校 【3人】
→ 中村剛也(西武)、中田翔(日本ハム)、西岡剛(阪神)

【2人】
高校 → 桐蔭学園高、東海大相模高、県岐阜商業高、広陵高、東福岡高、鹿児島実業高
大学 → 青山学院大、法政大、日本大、駒沢大、専修大、東海大、近畿大、東北福祉大
社会人 → シダックス
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